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32bit float 192KHz録音に驚愕!

本日、Tascam Portacapture x8が到着したので、バイオリンを使って録音を試してみたのですが、32bit float 192KHz録音には驚愕しました。「バイオリンの音がそのまま録音できているじゃないのか!」。24bit 96kHzで満足していた私は恥ずかしくなりましたよ。ポータブル録音機でここまで録れると思ってませんでした。技術の進歩は恐るべし。特にバイオリンはpppからfffまでのダイナミックスがあるし、演奏者が動くので、ゲイン調整が難しく色々と妥協する必要があるのですが、32bit floatだとそのことを無視できるので、セオリー無視のえげつない録り方ができてしまいます。このような録音ができるので、特に声量のあるオペラ歌手だと涙が出るほど嬉しい録音機ですよね。まさにクラシック音楽の録音のためにあるテクノロジーですね。それが6万円5千円程度で購入でき、AKG、DPA、SCHOEPS、ノイマン、ゼンハイザー、Earthworksの外部マイクも4本追加できるので、演奏会でのちょっとした録音で困ることはないですね。ポータル録音機の絶対王者という感じですね。TASCAMのDR-100MK3の延長ではない新たなステージの技術革新。クラシック音楽家なら一家に一台を持っていていいですね。楽器の繊細な音の全てが録れる気持ちいい録音機です。

●すごい動画

自動ピアノだと評価は公平。やっぱりクラシック音楽家ならわかるよねと微笑んでしまいましたよ。X8が少しボケている感じですけども。Zoom H8の最高スペックは24bit 96kHzだから条件を合わせるために、これに合わせているのかな。でもね、32bit float 192KHzモードでは動画よりも遥かに音を拾ってますから心配ご無用。動画にするとかなり音質が落ちてしまうしね。たぶん動画配信での音作りと、スタジオ録音にする音作りは方向性が違うのでしょうね。その点、Zoomはうまく作っているのでしょうね。それにしても、マイク2本追加するだけで結構音が変わって面白いですね。組み合わせの妙もあるようです。

いや待てよ、何回も聴いているとマイク位置がX8とH8で違いがあるのではと思ったりもします。X8の方がオフ気味、H8の方がオン気味ですね。同じ距離で録っているとは思えないですがどうなんでしょうか。

●追記

リモートコントロール用Bluetoothアダプターは、ほぼ必須。なぜ最初から付属しないのか不思議。

リバーブエフェクトはかなりしょぼい。まあDAW上でAltiverbなど専用プラグインを使う人がほとんどだろうからおまけ程度かな。まあこんなところで減点評価する人はいないでしょうけども。

Bluethoothでファイル転送できればよろしいのですがね。AirDropと互換があればいうことなしなのですが。

省電力モードというのが曲者で、サンプリング周波数の上限が48kHzが上限になってしまいます。96kHz以上にしたければ省電力モードを解除する必要があり、以下のようなメッセージが表示されます。『省電力モードを解除しますか』と尋ねてもらえる方が良いのだけれども。

警告メッセージ


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