ムローヴァ様来日だと!
最近、クラシック系のネットニュースや雑誌を見ていなかったので、油断していたのですがムローヴァ様が来日ですね。急いで予約入れておきましたよ。
ムローヴァ様は、現在のクラシックバイオリン界で女王とも呼ばれておりますが、S女王の名にふさわしくそのリサイタルもかなり過酷なことで有名で、全国の猛者クラオタ達も気合いを入れて望まないといけません。残り2名の女王様はお優しいのですがね。前回の来日も凄まじかったですがリサイタルが終わるまで外にでれません。演奏途中での拍手すら禁止です。女王様の方も自らにすごいプレッシャをかけており、バロックバイオリンとモダンバイオリンを持ち替えつつ演奏するという前人未到ぶりで、ひとつもミスも許さないという凍結地獄の緊張感。これだけの集中力で挑めるリサイタルはそうないですよね。でも今回はそこまでは厳しくないかな。地方公演もあるしね。
今回も日本人作曲家の作品を入れており、日本へのリスペクトでしょうか。日本人の演奏マナーは最高と言われているのですが、このようなリサイタルが成立するというのは、精鋭の観客を集めて演奏するというのがとても気に入ったのでしょうね。
今回のサービスとして、ガダニーニとストラディヴァリウス「ジュールズ・フォーク」を演奏していただけるのと、ピアノはベートーヴェン時代のフォルテピアノです。私は、ベートーヴェンのバイオリン作品はフォルテピアノで演奏しないと合わないと思っておりますので、ちょうど良いですね。最先端の研究によるベートーヴェン演奏に大いに期待。今回、女王様は地方も回る予定のようですが、地方のクラファーンが耐えれるのか少し心配です。その点が心配だったら浜離宮朝日ホールのチケットを買っておいた方がよいかもですね。精鋭観客が集まるのはほぼ確定しているようなものなので。過去2回ともにマナーは大丈夫でしたから。くれぐれも小さなお子様を連れていかないようにお願いしたいところです。なるほどそういう意味から考えると浜離宮朝日ホールのチケット代の高さは納得ですかね。