432Hzと442Hzどっちだ?
都市伝説に興味があってよくそのような動画をみているのですが、最近見たピラミッドは古代の発電機であったというニコラ・テスラ説にはなるほどそうかもと思ってしまいましたが、構造の基本単位が432が基準になっているという説には?と思いました。とういうのも単位にはcm、ヤード、インチ、寸とかあるので432が神秘な数字であるというのは無理があるだろうと思ったからです。あとからピラミッドの構造についてのネットの情報を閲覧しているとかなり複雑のようで、数学がきっちりわかる人でないと理解が無理なんではないかと思ってしまいました。
これとは別に『宇宙の自然な周波数が432Hz』というのが気になって、ネットにたくさんころがっている音楽を聴いてみたのですが、電子楽器で再現すると、和音が平均律のままなんで汚いのですよね。音楽の基本がわかっている人が作らないと意味ないですよね。そのことがわかっておられる方は生楽器で演奏しているのですが、432Hzで音楽を聴くと、なんか物凄く音程が狂った音楽に聞こえ2〜3分で吐きそうになりました。
どういう感じかというと弦楽器を弾いている人ならわかると思うのですが、聞こえてくる音楽と実際に頭で鳴っている音が同時になるのでかなり狂ったピアノの調律で聴いているような感じになるのです。弦楽器を弾くということは無意識に音程を正しくしようと弾くことになるのでこの現象になるのだと思います。絶対音感があるからそうなるのかと言われるかもしれませんが絶対音感はもっていません。それでもかなり精度の悪い相対音感ながら、弦楽器の求める音程精度(和音で弾く時と旋律を弾く音程は違う、倍音を聴きながら補正)で聴いているので、もっと強烈に不協和に感じるものと思います。
これはかなりきつい。慣れの問題かなと我慢して聴くのも限界。これとは別にバイオリンを432Hzで調弦して弾いてみたりしたのですが、本来の楽器の音にならないのですね。やはりバイオリンは442Hzで設計されているので、予想どおりという感じですが、バロックバイオリンだとだとどうなんでしょうね。
追記:
この手の都市伝説で有名なサイトにカラパイアがありますが、ここでも否定されてますね。それに調弦を低くするとやわらい音になるのはあたりまえのことですしね。
あとモーツアルトの時代は基準ピッチはないので訪問先の都市のオーケストラや教会のピッチに合わせていたと思います。オーボエ、ファゴットとか教会のオルガンはピッチを自由に変えることができないので必然的にそうなると思います。
それにしても440Hzが基準なんですかね。442Hz以外で演奏したことがないのですけども。コンサートホールのピアノも442Hzですよね。440Hzで弾けと言われれば弾けますけども違和感がありますね。
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