仕事の遅い男
こんにちは。新留です。
今月もこの時期が来ました。
月に一回、保護者さま向けにコラムのようなものを書いているのですが、毎月、なかなか何を書こうかが思いつかず苦悶しております。
ブログはとくに何も考えずに書いていたり、
内容的にも、保護者さま向けに7年間書きためたものの中から、数年前に調べて書いたようなことを思い出したりしながら書いたりしていて気楽なのですが、
どうもコラムとなると力が入ってしまったり、
いま、みんなを見ていて感じることって……
いま、伝えておいた方がいいことって……となったりで、なかなか書けません。
毎月「今月はこれについて書こう」と思いついても、そのあとも本を10冊ぐらい読んだり調べたりして、1、2週間はこれ書こうかな、いや、これは省こう……などと考えています。
「この流れでいこう」って思うとスラスラと1時間くらいで書けるのですが不思議なものです。
そんなわけで、毎月、編集担当のK先生から
「早く書け」
と言われ続けています。
「まだ書けていないんですか?」
「昨日、明日にはできるって言いましたよね?」
「何回言えばいいんですか?」
「はあ〜〜〜〜〜〜」
と言われ、家族にも、
「今月もまたどめ先生が提出しない」
と愚痴られ、
家族内で「仕事の遅い男」認定をされております。
まるでいちばん下っ端のような扱いですね。。。はい。。。
さて、そんな時に、すばらしい記事を見つけました。
なんと、
「先延ばしするのはクリエイティブな能力が高いひとや問題解決能力が高いひとによく見られる習慣」だそう。
すばらしい。
最高。
あのレオナルド・ダヴィンチは「モナ・リザ」を1503年に描き始め、亡くなる直前の1519年に描きあげました。
その間、光の実験や研究をしていたことが、絵の立体感を出すことにつながったのだそう。
そして、
あのキング牧師も、「I have a dream.」の前、スピーチライターやアドバイザーに意見を求めてから数週間内容を決めず、4日前になって取り組み始め、前夜に作り直し。
しかも、あの「夢」に関する内容は、実際の原稿にはまったく記載されていないそうなのです。
直前まで練って煮詰めているから、最後、即興で生み出されたりする。
「先延ばし」は生産性にとっては有害かもしれませんが、創造性にとっては有利なのかもしれません。
ただし、そのためには、目的のための素材をストックし続けることが大事なのだそう。
これをしようと考えて、素材を集めつづけていると、いつかフッとおもしろいアイデアがわいてくる。
「仕事が遅い」のではなく、
クリエイティブで、問題解決能力が高いのかもしれません。
もし、
「仕事が遅い」と言われたとき、
よかったら、
「いま、クリエイティブなアイデアがフッとわいてくるのを待っているんだ」
と言ってみてくださいね。
僕は言ったところ、
「いいから早く書いてください」
と言われましたが。。。
ではでは。