ミルクボーイとマヂカルラブリーはどちらが面白いのか?
こんにちは。
新留です。
冬期講習の作文講座を受けてくれた方向けのフォローアップ講座をしたときのこと。
1年生から4年生まで参加してくれた回だったのですが、講座後、保護者さまから、
「うちの子があまり他の子とくらべて発言が少なかったように感じたのですが……」
というご相談を受けました。
オンライン授業だと、普段、見られない授業中の様子を見られたりするので、
「うちの子、こんな一面あるんだ!」
と、うれしくなる部分もあれば、
「みんなすごい……」
と心配になる部分もあったりしますよね。
他の子がすごく積極的に発言していたり、
どんどん問題に答えていたり、鋭い質問を連発したりしていると、
「うちの子これで大丈夫かな?」
と感じるときってあります。
特に、子どもがひとりっ子で比べる対象がなかったり、
お兄ちゃんやお姉ちゃんがすごく一般的に見て「できる子」だったりすると、そうなってしまうことって多いです。
でも、学校でいう「できる」というのは、
ほとんどが言語的な才能や、論理的な才能であり、
その他の、視覚的な才能や、人と仲良くなれる才能、深く自分の世界に入って考えることができる才能ではなかったりします。
誰かができるというとき、そんなちがう才能の部分を、ひとつの軸で比べたりしているのですね。
そして、誰かと比べる場合、ほとんどの場合は「自分の子の弱いところ」と、「他の子の強いところ」を比べていたりします。
……それって、勝ち目がないですよね(笑)
同じM-1王者ですが、ミルクボーイとマヂカルラブリーはどちらが面白いか? みたいなのは、全然、質のちがう物なので評価ができないのです。
また、その子のそのとき強いところや能力の発達段階があったり、伸び始める時期も、あとで特に強くなってくるところというのもちがってきます。
大事なのは、「どれぐらい頭がいいか?」ではなく、「どんな風に頭がいいのか?」なのです。
そこがわかれば、その強い部分を使って、コツコツと種をまいていけばいいのです。
ひょっとすると、見えないだけで地面の中ではすごく大きな根が張られていて、芽が出てくるまでもう少しだったりするかもしれません。
関係や距離が近いからこそ見えない部分、悪く見えちゃう部分ってたくさんあります。
鏡が近くにあると、肌荒れが目につきやすかったり、吹き出物が目立ったりする見たいに。
ぜひ、どれぐらい頭がいいか? ではなく、どんな風に頭がいいのか?
そんな目で見てみてくださいね。
認められること、そんなんナンボあってもいいですからね。