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【予想検証】ヴィクトリアマイル

検討結果

レース結果

LAP:12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

今回、テンハッピーローズが勝つことは100%あり得ないと思っていました。
例えどんな完璧なレースをしても、他に走る馬がいれば勝てないのが競馬。
…が、実際に勝ちました。
しかも、正攻法での強い勝ち方でした。
しかし、他が走らなかった (走れなかった) とも思っています。

こんな馬、絶対買えない…と諦める前に、もう一度確認したいと思います。

その前に、本命にしたドゥアイズ (11番人気4着) について。

※阪神牝馬S組は展開不向きで負けた馬の巻き返し注。

【レース検討】ヴィクトリアマイル

と書きましたが、実はほぼ毎年のように阪神牝馬S組を狙っています。
データ通り、阪神牝馬Sの勝ち馬は本番不振ですが、ここで負けた馬が穴を開けるケースは少なくありません。

これは「求められるものの違い」が関係していると思います。
阪神牝馬Sは上がり勝負で、前残りか切れる馬が好走しやすいレース。
しかし、本番ではハイペースになりやすく、ペースの違いによる逆転現象が発生する傾向があります。
結果として、ヴィクトリアマイルでは「阪神牝馬S勝ち馬不振」の傾向あり
とされます。
また、人気の観点では、阪神牝馬Sで人気馬が勝つと、ここで負けた馬は「勝負付けが済んだ」と評価され、本番では更に評価が下がりがちです。
一方、人気薄馬が勝つと、レースレベル自体が疑問視され「阪神牝馬S組」とひと括りで評価が下げられがちです。

ドゥアイズは阪神牝馬S5着馬。
そして、ヴィクトリアマイルでの阪神牝馬S組の評価は、
 1着マスクトディーヴァ → 1番人気
 2着ウンブライル (0秒1差) → 3番人気
 3着モリアーナ (0秒3差) → 6番人気
 5着ドゥアイズ (0秒4差) → 11番人気
と着順通りでした。
しかし、これらの着差は僅かで、かつほぼ同じ上がりを示しているように、このレースの結果については大きく評価を下げる必要はないと思います。
ポイントは「今回どうか?」という点。

ドゥアイズについては、

今回少ない典型的マイラータイプと見ている1頭。
切れる脚がなく、3走前のリゲルS、1走前の阪神牝馬Sのような上がり勝負は分が悪い。

【レース検討】ヴィクトリアマイル

としたように、阪神牝馬S組の中では最も本番向きと考えました。
問題は大外枠。
このレースは「内・差し」有利のレースバイアスと考えていたため、大外枠のこの馬を狙って良いものか迷いました。
ただ、すぐ内のフィールシンパシーはハナを取りに行くはずで、更にその内はテンが遅い馬達が並んでいたため、普通に出れば、案外楽に中団より前に付けられるのではないかと推測。

できればサウンドビバーチェの前に入れればなお良かったですが、ほぼ期待通りの位置取りでした。
そして、結果的にマスクトディーヴァの外に並ぶことができました。

直線でもマスクトディーヴァを封じることができたところまでは良かったのですが、

ウンブライルが外に出したことで、玉突き的に外に弾かれました。

差が僅かだっただけに、このロスは大きかったかもしれません。

ただ、この馬が3着であれ、2着であれ、1着テンハッピーローズは無印。
この馬は阪神牝馬S6着馬で、5着ドゥアイズとタイム差なしでした。

直近5戦で手綱を取ってきた津村Jの過去のレース後コメントを見ると、
2走前:京都牝馬S「今なら1600mぐらいまで保ちそう」
1走前:阪神牝馬S後「マイルでも問題ないが、左回りの方が良さそう」
まさに津村Jの思う通りの好走でした。
継続騎乗の効果を感じることができました。
更に、

リピーターが多いと言われる東京マイル。 テンハッピーローズの東京マイルはこれで3戦し、3、2、1着。

という成績…。

ドゥアイズとテンハッピーローズは差のない競馬をしていましたが、内心、ドゥアイズはあってもテンハッピーローズはない…と思ってしまいました。
つまり、直前の1戦だけで評価を上げられない…と。

ドゥアイズが4着だったから良かったものの、もし3着に届いていたら、後悔の念が倍増していたかもしれません。
今回の失敗を今後に生かしたいと思います。

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