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【レース検討】フェアリーS
個人的に非常に興味深いレースです。
…というのも、先週の中山金杯を振り返ってみると、
毎年A→Cコースで行われていましたが、今年はA→Bコース。
昨年末も少し内は荒れていましたが、速い馬場でした。
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今年の中山金杯の特徴は、
・内/前有利バイアス
・外枠に先行馬が集中にもかかわらず外枠の馬が人気
でした。
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外枠の馬が主張すると、前半が速くなりがちで、差し馬有利になりがち。
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予想通り外枠の馬が主張し、近年ずば抜けて速いペースとなりました。
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結果的に差し馬2頭で決まりましたが、行き切ったクリスマスパレードとボーンディスウェイが4、3着 (水色丸)。
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いわゆる前崩れのハイペースではなく、馬場が良いこともあって、速めでフラットなスピード勝負という感じ。こうなると、追い掛ける方も追走力も問われるため、上がり勝負型やスタミナゴリ押し型の馬より、マイルから2000mでのスピード勝負向きの馬が嵌りやすいですね。
話をフェアリーSに戻して、特徴を挙げると
内枠有利のレイアウト
・今年は変則で今週からCコース替り
この時期の世代限定戦は先行馬多数
・内から外まで満遍なく逃げ先行馬
外枠が主張すればハイペースになりがち
・外枠でも早めに内を取れればロス少
・ペースが速く縦長になれば、内枠の優位性薄れる
・追走力問われる
等々。
延長馬と短縮馬では、短縮馬の方が人気しやすいですが、スローペースしか経験がなく、追走で脚を使ってしまう可能性もあります。
まして中山コースだけに、追走力が問われます。
更に、若駒戦で注意すべきは多頭数競馬の経験。
特に2歳戦は少頭数で行われることが多く、重賞やOP特別でも同様。
そこで勝ち上がってきた馬が、多頭数の重賞で人気を裏切るケースは珍しくありません。
これらを踏まえ、
狙い目
レースバイアス:枠不問・差し
ペース :平坦持続ペース
適キャラ : 追走力重視、持続型・相対的差し
として検討したいと思います。
注目馬
ネーブルオレンジ
逃げにこだわらなければ
1200mで3戦し、距離を延ばした前々走。
楽に逃げられたこともあるが、スローで逃げ、上り【11.2-11.0-11.7】。
前走のこうやまき賞でも最内ということもあって逃げたが、未勝利戦の勝ち方から、おそらく逃げなくても競馬ができそう。
ただ、決め手勝負向きとは思えないため、行く馬を行かせて2番手集団の内で運べれば。
ジャルディニエ
ある程度位置を取って
前走の阪神JFでも注目したが、内枠から控える形。
結果的に直線勝負となったが、伸びずバテず。
この形はこの馬には合わないのかもしれない。
初勝利の小倉1800m、徐々に上げて行ったアスター賞のように、持続力を生かした相対差しが合いそう。
レモンバーム
良馬場&距離延長で見直し
東京1400mでデビューし、大外枠から中団に付け、直線ジワジワ脚を伸ばして最後は突き放した。
勝ち時計【1.21.6】も好時計。
次走の京王杯2歳Sは、他が避けた内を唯一通って伸びなかったが、3番人気に支持されたように、評価されたデビュー戦だった。
大外枠は決して楽ではないが、ペースが速くなって縦長になれば、それほど大きなロスにはならないはず。