『アンデッドアンラック』不死と不運、禁断のタッグ!?「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門1位作品の魅力&死なない主人公たちマンガ
「次にくるマンガ大賞2020」が発表されました。
コミックス部門の1位は『アンデッドアンラック』(戸塚慶文/集英社)。
不運な少女・風子と死を求める不死者・アンディの出会いから始まる、前代未聞のピカレスク・ヒーロー漫画です。
2人の出会いや不死者であることを利用したバトルなどをご紹介しつつ、『アンデッドアンラック』の魅力に迫ってみました!
「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門・Webマンガ部門受賞作はこちら!
■『アンデッドアンラック』主な登場人物
アンディ
アンデッド(不死)。自分の名前は憶えていないと言うので、風子が「アンデッド」からアンディと名付けた。
手や足、首までも切り落としても死なずに身体が再生する。本人は長い人生を倦んで死にたがっている。
身体は再生するが服は再生されないため、バトルの間はしばしば全裸。
出雲風子
不運(アンラック)。18歳。
風子に触れた人に不運が降りかかってしまう能力の持ち主。そのために自分を責め、自ら命を絶とうとしたところにアンディと居合わせる。
人に触れない・触れられないようにするため、極力肌を隠して暮らしている。
■『アンデッドアンラック』アンディ&風子 死を招く出会い!?
触れた人に不運を与えてしまう自分を呪い、死を決意した風子。
その厄介な能力に目をつけたのが、たまたまその場で風子の言葉を耳にしたアンディでした。
腹を包丁で刺されても、風子に触れたために「不運にも」陸橋から落ち電車に轢かれても、身体が再生し無事なアンディ(服は無事では済まず全裸)。
不死の自分が死ねる方法を探していたアンディは、風子の「触れた相手を不運にする能力」に興味を持ち、自分を死なすための協力を風子に迫ります。
■『アンデッドアンラック』不死+不運 VS 否定者の能力バトル!
アンディと風子のような能力を持つ者を、「否定者」と呼びます。
(自分の)死を否定する者=不死、(他人の)運を否定するもの=不運……というように、何かを否定する能力のためです。
そんな否定者を取り締まる側の否定者もいます。
対未確認現象統制組織"ユニオン"で、10人で構成された特殊チームに所属する者だけが、「追われる側」から「追う側」の能力者になれるのです。
アンディと風子は、今は追われる側。
次つぎと襲いかかる否定者たちとの、能力バトルが幕を開けます。
■『アンデッドアンラック』不運の発動条件は…?
ところで風子の「触れた人を不運にする」能力は、風子の相手への好感度や、どの程度深く触れ合ったかに影響するそうですよ。
なんですと!?
それってラブの予感では!?
アンディ(全裸)かっこよ!
これはやはり、ラブの予感では!?
強い不死の力ゆえに誰よりも死を願っている男と、他人に与えてしまう不運を自分そのものの否定に思って生きてきた少女。
出会いは「不運」から始まったかもですが、「不幸」ではないと思える2人の意外なコンビネーションを、ぜひお楽しみください!
©戸塚慶文/集英社
■『アンデッドアンラック』以外にもまだまだある!不死者が主人公のマンガ
『不滅のあなたへ』2020年10月アニメ放送予定!
『ファイアパンチ』復讐の業火は苦痛と不滅を与えながら全身を焼く
『無限の住人』不死の肉体を持つ隻眼の用心棒!
『ゴールデンカムイ』主人公「不死身の杉元」は一応生身の人間です
『人魚の森』不老不死の妙薬「人魚の肉」をめぐる愛憎
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