「持家vs賃貸」~私の決断編~

こんにちは。平凡サラリーマンのらくさまーです。
平凡だけどちょっとズレたライフスタイルを発信しています。

前回の投稿で、「持家vs賃貸」問題について発信したところ、らくさまー史上最高(※)の「スキ」をいただきましたので、このお話を続けたいと思います。
※投稿は今回でなんと4回目となります。

さて、前回のおさらいをざっとしますと、

①「家を買う」=「リスク」
②ゆえに、「リスク<便益」となるときにのみ、家を買うべき
③私は、これに照らして家を買う決断をした。

というものでした。

前回の投稿はコチラ

今回は、これに即して、私の「家を買う」という決断の詳細について説明していきます。

「リスク」と「便益」の分類(前回のおさらい)

前回の投稿で、「リスク」と「便益」を次のように分類しました。

R1:債務不履行リスク
R2:突発的アクシデントリスク
R3:ご近所リスク
※Rは「Risk」のこと

B1:コスト的便益
B2:投資的便益
B3:心理的便益
※Bは「Benefit」のこと(「べんえき」でも可)

当然、らくさまーの場合は
「R1+R2+R3」<「B1+B 2+B3」
となった、ということなのですが、これを分解すると、

①(R1+R2)<B1
②B2≒0
③R3≒B3

という感じでした。

そうです。結局のところ、圧倒的にコスパが良かったため購入を決めた、ということになりますね。

①(R1+R2)<B1の解説

プロフィール欄には、私の住宅ローン残高を掲載していますが、月々のローン返済額に既払いの頭金、固定資産税、住宅ローン控除など、住宅関連の収支額を加減すると、おおむね月額8~9万円程度の負担(年間約100万円)となります。

私の家は、3LDKの木造で、とある地方都市の中心部にあります。手前味噌ですが、立地は最高。駅チカで、周辺では近年マンションの建設ラッシュが続いています。地方都市なので当然、人口は減少傾向ですが、その分コンパクトシティー化も進み、老後まで暮らしたとしても、おそらく不自由はないものと考えています。

この場所で、同じ家を賃借したとすれば、おそらく、家賃は1.5倍(12~13万円)程度。月の差額は約4万円なので、年間節約額は48万円。
これに私の平均余命(約35年≒住宅ローン借入期間)を乗じると、トータルコストは約1,700万円安くなる、という計算です。

さらに、不動産としての売却価値も考慮すれば、ベネフィット「B1」は少なくとも2,000万円は超えるでしょう。

一方で、リスク「R1+R2」を完全に数値化するのは難しいですが、諸々のリスクヘッジをした上での「期待値(※)」で考えると、おそらく「B1」の2,000万円を超えることはない。
これが私の見立てです。
※想定被害額にアクシデントが起こる確率を乗じたもの。アクシデントなので、「逆」期待値ですかね。

②B2≒0の解説

「B2」の投資的便益とは、家の購入を「資産形成」として考える、というものです。私が家の購入の検討をしているとき、不動産屋さんとかメーカさん(特に高価格帯の)から、この話が出ることがありました。

「今、(ケチらずに)良い家を建てておけば、将来的に高値で売ることができますよ」的な内容だったと思います。

私は、この考えに真っ向から反対します。

そもそも家は価値が目減りする「減価償却資産」ですし、土地だって人口減少社会においては、値下がりする可能性の方が高いはずです。

もちろん、都心部のマンションとか一部の地域は、価格を維持向上できるかもしれませんが、普通の人はそれを見極める目利き力など持っていません。

素人にとって、不動産投資はとても難しいのです!

それをするぐらいならば、安い家を買って、節約したお金を「長期・分散・積立」でインデックス投資した方がはるかに確実です。
※投資について熱く語った投稿はコチラ

私の考えでは、住宅購入は「投資」ではなく「消費」
できるだけ、コスパを良くする、ということが第一だと思います。

ちなみに、①の数式のところで、持ち家の売却価値を考慮に入れてますが、あくまで残存価値を清算したらこれくらいかな、という程度で過度の期待はしていません。
言うなれば、中古車を有償で下取りに出すようなものです。(土地がある分、さすがにそれよりは高値でしょうけど)

③R3≒B3の解説

「B3」については、人の「心」によるところが大きいため、なかなか「定量化」して考えることは困難です。
よって、私の中の「リトルらくさまー」に聞いてみました。

リトルらくさまー曰く、
・「立派な家持っとるぞー!」とかいうプライドは一切ない。
・とはいえ、自分の部屋くらいは欲しい。
・子どもが小学校に入学する前までには、安住しときたい。
とのこと。

ご近所リスクは少し気になりましたが、これまたリスクヘッジしたうえでの(逆)期待値と比較すると、トントンかな、という結論に至りました。

さいごに

今回は少し長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?
らくさまーの業界ではよく「見える化(※)」とか言いますが、置かれている状況をシンプル洗い出し、できるだけ数字や論理的思考に置き換えて分析していくと、よりクリアな決断ができるのではないか、と思います。
※逆説的に考えると「今までは見えなかった」ということですね~とか言わないようにしましょう。

ところで、今回の投稿で「リスクヘッジ」という言葉が出てきましたが、あまりに冗長になりそうだったので、その詳細については触れませんでした。

「リスク」は、あらかじめ対策を打っておくことにより、軽減することができます。らくさまーが家を買った際の「リスクヘッジ」については、別稿に譲るとして、今回はここまで。

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