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pasteltime
察してちゃんは不幸のはじまり #12
「切符は、どうしたらいい?」
これは我が家へ遊びに来た母が、
自宅へ戻る日に言ったセリフ。
ん?切符?
モバイルSuicaが母のスマホに入っていて、
いつもそれを使っているのだから、いつも通りにすればいいのに、
何のことを言っているのだろう?
わたしは意味がわからずに、
「え?切符?ケータイをピッとしたら乗れるでしょう?」
と聞き返した。
来るときはそうやって来たんだから、帰りもそうすればいいだけなのに。
母「え?このままで乗れるの?」
私「来るときもそれで乗ってきたでしょ?」
母「指定席もそれで乗れる?」
不満そうな声。
ここでやっとわかった。
母は指定席に乗りたい、けれど指定席券の買い方がわからない(めんどう)
なので私に買って欲しいってこと。
はぁ・・まただ
「指定席のチケットとって」と言えばいいだけなのに
「切符どうしたらいい?」と質問する。
こういう事がちょくちょくあるのです。
はっきりと要望を言わずに、じんわり察してもらおうとすること。
あなたもやってませんか?
「◎◎して欲しい」と言えば一発で伝わるのに
遠回りな言い方をして
相手から「◎◎しようか」と言ってもらおうとする。
夫がよくやるのは、どこにあるのかわかっているのに
「◎◎ってどこにあったっけ?」と聞くやり方です。
「これだよ」と持ってきて欲しいのです。
察してもらえず、
期待通りにならないことも多いでしょう。
「私ならこうするのに」
「普通わかるでしょ」
「言われる前にするものよ」
こういう思いが湧き出てくるかもしれません。
察することができるあなたは素晴らしいです。
だけど、
それを相手にも求めるようになると、
お互いに苦しい不幸のはじまりです。
「◎◎して欲しい」わかりやすく要望を伝えてみましょう。
はっきり言うのは、慣れないかもしれないけど
これも練習です(^▽^)/