
kotoriの巣立ち3
♢わたしにとって書く事とは
ずばり自己実現です。
書くことは最近になってからですけれど
前職でも記録することや計画するための
文章を考えることは得意なほうでした。
わたしの文章はリズム感と余韻が特徴でしょうか。
思いついたままpcを指で弾いています。
今、発表している短編なんかは、
情景描写に力入れて書いてみようとか
視覚に訴える文章を書いてみようとか。
写真や動画の代わりになるような物語を
最近は心掛けています。
わたしが行った場所の空気感をお伝えしたい。
わたしが食べたものの匂いをお伝えしたい。
動画より本物らしい描写で本物に近付けようと
努力しています。
♢長編
前述ではわたしの書くこととは自己実現である。
となっていました。
思いつきで書いた言葉「自己実現」ですが、
昨日clubhouseでふんわり思いつきました。
次作、同じぐらいの分量の長編を書くこと。
きっと自分を見つめる時間になると思います。
過去について書くつもりなので
置き去りにしてきた悲しみの感情を癒したいと思います。
わたしらしい文章で
わたしの伝えたい情景を
必要な読者に届けたい。
それが次のゴールです。
♢作品を読んでみる
こう見えて読書嫌いなわたしですが、
今、村上龍の限りなく透明に近いブルーを
読みはじめました。
彼の受賞作品です。
まだ触りしか読んでないのですが、自由だ。
ということが伺えます。
テーマはなんでもいいし、
伝わる人に伝わればいいんだって感じます。
初心に立ち返って、
小説が伝わる人に伝わること。
次回作は
伝えたいことを伝えられること。
そこを目指したいです。
♢心機一転
冬は外の風景を見る事なく、
茶の間でパソコンを叩いていますが。
うまく行くと九州に拠点をおく流れになっています。
そこは川沿いのバルコニーがあって、
想像を掻き立てる景色が待っている予感です。
パートナーが内見に行ってくれるので、
条件が良ければリバーサイドから執筆できそうです。
今は、主に外、空を眺めて書いてきました。
冬は窓が開けられないのが残念ですが。
空のブルーを眺めていると思いつくことがあります。
次の土地ではどんな物語が浮かぶか楽しみです。
♢デザイン案がきた
デザイン案のイメージをお伝えして
ほぼ1ヶ月たちました。
今朝、デザイン案3案、届きました。
イメージが伝わるとすごく嬉しいものです。
素敵な表紙になりました。
私が選んだデザインは、
背表紙のタイトルにもモチーフの小鳥を
入れてもらえたものです。
前回平積みの話がありましたが、
わたしは本棚に並べられた
イメージで決めました。
欲しい人がふと手にとる仕掛け。
そんな背表紙が活きてくれると嬉しいです。
♢未来小説
全くことり合戦とは離れた話ですが、
わたしの得意とするジャンルにしたいのが
この未来小説です。
ある方の「なりたいわたし」
を綴って作品にした経緯があるのですが、
ぜひこれを広めて欲しいと言われました。
インタビューをしたのですが、
インタビュー中にもまたビジョンが正確に
映し出せたり、アイデアが出てきたり、
そういう時間にも夢を叶えるエネルギーが
巡ってくる印象でした。
そして文章になって声にして呼んでみると
もう夢は叶っちゃっているのです。
そんな未来小説はいかがでしょうか。
♢見通し
発売の見通しがたちました。
4月中旬ということです。
引越しと重なってしまいそうな時期ですが、
こちらでする事と向こうでする事を
分けて整理する必要があります。
あとわたしがする事は、
プロフィールを書くことと、
最終稿のチェックのみとなりました。
それが終わると印刷所です。
長く続けていたkotoriも巣立ちます。
♢身を削ること
ことり合戦はわたしの大事なアルバムです。
駆け抜けてきた子どもとのカラフルな絵。
それを切り売りするのだから
身を削ると言ってもいいでしょう。
そこまでして発表したかったこと
それは親子愛なんだと思います。
今までは親から子への愛を描いてきたつもりでしたが
子どもも親に報いたいという愛もあったと今気づいています。
反抗期を迎えた子どもだったり、
現在、母親を拒否している子どもだったりするのですが、
考えると子どもからの愛もあったんだと思います。
直接的な伝え方がわからなかっただけで、
子どもには母を慕う愛は常にあったのだと思っています。
子どもからの愛をも作品なのだとすれば
また身を削ることなのだと思います。
♢自分を見つめること
なん度も読み返したことり合戦ですが
その中を生きたわたしに
どう言った幸せが待っているのだろうか
と考えてみました。
わたしは翻弄される運命を進んでいきます。
それは自分軸がないわたしが人の声に任せて
自分を偽って生きています。
最後にはムスメの沙都をも理由づけして
自分を偽るのです。
そんなわたしを達観してみると、
失わないと気づけなかったのだろうと思います。
失ってはじめて自分らしく生きていける道が
わたしにやってくるのだろうと思います。
♢最終稿
とうとう最終稿案の原稿が返ってきました。
最終チェクを終えるとそのまま印刷所に行くそうです。
表紙、プロフィールが整うと、
いよいよカタチになった気でいます。
原稿にも目次がついたり、
最終ページも第1刷発行の文字がついたり。
「覚悟はできてるか」の問いかけに
もう大丈夫な自分がいました。
今までやってきた事、文章の内容、
ここまできたら大丈夫、委ねるしかない。
そんな感じです。
ことりも羽ばたきます。巣立ちです。
(了