バイクの話
基本このNoteには、古代史をメインに据えるつもりで、趣味のバイクツーリングに関しては書かないでおこうと思っていましたが、閑話休題の逆をいってみましょう。
54歳にしてリターンしました。
オペを終えて奇跡的に生きて帰ったら、友達がやってきて、何かやり残した事とか、やりたい事あるかと聞いてきたので、バイクに乗りたいというと、じゃ、もらってきてやると言って、このバイクをもらってきてくれました。多分、先はそう長くは無いと思ったのでしょう。
何年も倉庫で眠っていたので動かなくなっていました。バラして整備し、車検が通るようになるまで弄りました。で、無事通過。ホントに良い友達を持ったものだと思います。でも、その友達も今は一足先に石の下です。
最初は、盆栽に明け暮れ、錆などを落としていました。遠くに出かけるでもなく、峠を攻めるのでもなく、近所走りを楽しんでいました。が、なにせ棲家が徳島県、山ばかりです。
いつの間にかすっかりはまってしまって、セローを買いました。GSFでは厳しいものがありましたが、セローならば自転車感覚で出かけられます。で、徳島の山岳を走りまわってると、変な看板にであったことがきっかけで阿波古代史にはまってしまったのでした。
なんと、こんな社があるのです。ご祭神は天手力男(たぢからおの)神でした。古事記の天岩門に出てくる神様です。
「手力男神者坐佐那々懸」(たじからおの神は佐那々県に坐す)と書いてあるのがわかるでしょうか?よくわかりませんが、佐那河内村に天手力男神が祀られているって、そのまんまじゃないですか。場所は、牛小屋(大人木屋)です。「うし」とは権力者という意味ですから、かなりな地位の人がすんでる所という地名です。
それはそうと、白いバンディットが出たとバイク屋の社長から聞いたので、即欲しくなり、購入。GSFの延長かな、全く違うバイクになっていたけど、なんとなくGSFにひかれています。
少し遠出するようになりました。とても乗りやすいバイクで、高速もラクチン、少々荒っぽくアクセルを開けても前輪が浮く事はありません。しかも燃費はおとなしく走れば20kmを軽く超えます。ほんとにリッターバイクかと思える程です。あちこち走り、思い出深いバイクでした。
そうこうするうちに、セローから出たばかりのCRFに乗り換えました。
CRFを乗り始めるころから、キャンプツーリングにはまって今に至っています。もう、このバイクも7年乗ったのですねぇ。ホントに国内いろんなところに行きました。一時、三国峠からの下りでエンジントラブルの警報が点灯して青ざめたことがあります。熊がよく出るエリアですからね。熊スプレーをフォルスタから抜く練習を何度もしました。その光景を見たら滑稽だったでしょうね、きっと。自撮り画像を残していなかったのが残念ですが、とても精神的にそんな余裕はありませんでした。警報ですが、帯広のディーラに到着すると、コンピュータエラーで点いただけだと判明しました。(^^ゞ
CRFは非力な250でもあり、フレームも華奢ですから三点パニアなど付けられるステーが販売されていません。そこで、「この世のに無い物は自分で作ろう」をモットーにしているので、作ってみました。これに、タンクバッグ、WPバッグを乗せ200Lを確保しています。重量はそこそこ増えますが、屈強な男とニケツするよりは軽いはずです。
それからは100均周りも趣味化しています。
Amazonでの買い物もキャンプがらみが増えました。
親父の形見のコールマンランタンを修理してくれるサイトを見つけて、直してもらいました。オイルランタンと同時に二つは持って行けませんが、思いで詰まった物もいいですね。
あちらの方に行く為終活しろと言われる年齢になってきました。趣味も減らせとカミサンに言われております。相変わらず、木工や鉄鋼細工、阿波古代史も続けております。終わりが近づいているとはいえ、いつどうなるかわからないのが人生だと、白骨の御文書でもあります。命のある間、愉快に生きて行きたいと思っています。
阿波古代史の人気のユーチューバーであるANYAさんの番組に出演させていただきました。今回は天皇陛下即位の式典、天皇家秘儀践祚大嘗祭における麁服調進を語っています。
これも、セローに乗らなければ無かったことでしょうかね。徳島の山間部は深い!ほんとに深いと感じる今日この頃です。四国ツーリングをされる方も大勢いますが、海岸部だけを走って、素通りするパターンが多いようです。山間部というと祖谷から吉野川にかけての有名どころを走る程度でしょうか。もったいないですね。徳島に来たら是非、木屋平や神山、佐那河内を走って日本文化を堪能してくれたら嬉しいです。