践祚大嘗祭麁服調進における御殿人の読み
今回のテーマは、日本史に余程詳しいか、天皇に関心があるか、阿波古代史、日本神道に興味が有る人以外には用が無いものです。至ってコアなので、日本神道学者・国学者とか歴史研究家にはすこぶる有用でしょう。
体調不良なので、手短に。
天皇即位式のメインイベント、践祚大嘗祭において、麁服調進という重責のプロジェクトリーダーを御殿人と云います。御殿人は『みあらかんど』と読みますが、この読みについて数年前から調べています。
残念ながら今回も、三木家古文書以外で御殿人は見つかりませんでした。しかし、我が街の国学者、島田泉山先生の「三木家文書考」に『御殿』については解説がありました。
泉山先生によれば、延喜式の第八巻祝詞に示されているとあります。そこで、延喜式を仔細に調べてみましたら、ありました。(実は、延喜式を読んでいて発見して、鬼の首をとったように思ったのでしたが、大正12年に泉山先生が指摘しておりました。(^^ゞ)
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