1ミリでも
あるとき入門者のAさんから、いつものメンバーでゲームをしていてもレッスンの進み方もゲームのスピードも早すぎてさっぱりついていけないと言われました。
翌週からAさんはもっとゆっくりのメンバーと組むようにし、レッスンも進むのを一旦ストップして基本のタンヤオとピンフを数える練習に戻ることにしました。
翌週のらくじゃん終了後にAさんに「今日はいままでより
ゆっくり考えながらゲームできましたか?」と聞いたところ
「今までより落ち着いてゲームできてとてもよかったです」とおっしゃっていたので安心できました。
「でも先生、私今日ほんのちょびっと、1ミリくらいしか
わからなかったです」
「1ミリでもいいんですよ。別に0ミリでもいいんです笑
ここにきて牌に触って楽しかったらそれだけで十分ですよ」
「先生にそうおっしゃっていただいて安心できました!
また来ますのでよろしくお願いします」
そういってAさんはお帰りになりました。
でも以前より表情が明るくなったような気がします。
覚えられるかは気にせずに、牌にさわって仲間の顔を見て
喜ぶだけでいい。
それが一番大切ですよね。
三上