新幹線の価格と得られる価値
今月は毎週推し活遠征の日々だ。
その中で1番利用するのが新幹線。
利用頻度が高いので、もちろん有料会員にもなっている。ポイントが貯まればたまにグリーン車にも乗れる。
ただ、値段の設定がコロナ収束あたりに変わってしまった。
今まで有料会員はある程度一律料金だったのが、閑散期と繁忙期で価格が異なるようになったのだ。
平日仕事で、週末遠征する身としては、これはなかなかの打撃。
大阪⇔東京間で往復3万円弱の交通費は痛い。
イベントのためだけに日帰り遠征などもしているので、つい『1日あたり移動諸々で3万円以上飛ぶのか…』と思うと、やはり遠征に少し躊躇ってしまう。
しかも車内販売も無くなったと来たもんだ。
乗ってる途中で足りないお酒を買うには、車内販売は大変ありがたいシステム。
新幹線に乗るだけでも非日常なのに、そこに朝から飲むお酒が加わると、遠征へのテンションは一気に上がる!
今の私も、朝から新幹線でご飯を食べ、ドブロクを飲み緑茶ハイを飲んでからこの文章を書いている。車内販売があればビールやハイボールも足したいところなのに。
散々愚痴ってしまったが、新幹線の価格が上がっても私が遠征する理由。
それは大阪民からすると東京は憧れの地だからだ。
魅力的な催しがたくさんある。
著名人のセミナー、東京でしかやらない舞台やライブ。
オンラインが普及したおかげで、家にいても見ることができる機会は増えた。
しかし生の臨場感。現地の空気。
それらは私の心を満たしてくれて、充実感溢れる人生に導いてくれる。
お金はただの紙切れだけど、それを自己の経験にすれば自分の価値になる。
つまり、やはり新幹線に乗って東京へ行かなければならないのだ。
というわけで、私は今日も新幹線に乗り東京へ向かう。大量に買い込んだお酒とおつまみと共に。
(ワンライ作品)