ノート的境界線群　15号

1.新作詩

「マイリス3」

マイリス3の動画を毎日観てる
コメントのない動画が生きがいになってる
僕以外の二人はきっと
作者と作者の複アカ
それでもいいんだ
僕にとっては最高のエンターテイメント

見つけられなくてもいいから
消えないでいてほしい
おじいちゃんになって
目が見えなくなったって
毎日再生し続けるから

マイリス3の動画は今日もマイリス3
再生数は毎日2ずつ増える
僕以外は確実に
作者が確認してる
それでもいいんだ
僕にとっては人生のパートナー

どうしたことだろう
マイリスが1になってる
ついに僕だけの
僕だけのものになったんだね
これからずっと凝視してあげるから
シークバーを何度も左右させるから

どうか変わらず
君だけは変わらないで
確かなものでいて
マイリス1の動画よ

2.新作短歌

流氷を見るまででいいそばに居てそして今から砂漠に行こう

3.旧作詩

「砂漠行進曲」

三つ葉　三つ葉　みんな　三つ葉
三つ葉　三つ葉　みだら　三つ葉
あなたにとって　私にとって
分かり合えたら　三つ葉　三つ葉

サラダ　サラダ　さがす　サラダ
サラダ　サラダ　さかな　サラダ
体にとって　心にとって
分かち合えたら　サラダ　サラダ

考えること　悲しめること
のどかわくこと　おなかすくこと
全部　全部　噛んで　あえて
曲がりなりにも　全部　全部

くもり　くもり　くるり　くもり
くもり　くもり　くらり　くもり
あの子にとって　誰かにとって
笑い合えたら　くもり　まもり

アニマ　アニマ　あらら　アニマ
アニマ　アニマ　あたり　アニマ
男にとって　女にとって
わだかまりから　アニマ　アニマ

影踏めること　殻破ること
街目指すこと　まだ目指すこと
ダンス　ダンス　耐えて　癒えて
歩み出すこと　ダンス　ダンス

★「砂漠に行った少女」というコンセプトで書いていたものの一つです。上の短歌から思い出しました。そういえば最近、サボテンを育て始めました。よく見ると変な植物。いずれ実際に砂漠に行ってみたいです。

4.あとがき

　ポエイチ・ポエケットに詩の朗読会と、最近いつになくイベントに出かけました。明日は初めて歌会に参加します。人見知りなので毎回かなり緊張しています。最近は行けるときに行っとけ、と思って行動していましたが、今後はもうちょっと落ち着いて、アウトプットに集中しようかと思います。世の中には本当に多くのよい作品があって、見つけるのは大変だと実感しています。自分も見つけてもらえた時によかったと思ってもらえるよう、もっとレベルアップしていきたいと思います。