ハードオフ漫遊記 読んで楽しむインスト演歌の巻 2021.07.21
今回は都内唯一の未訪問店、ハードオフ板〇赤〇店と、昨年10月以来の訪問、ハードオフ大〇学〇店をハシゴしてきました。
板〇赤〇店はこじんまりしたお店。ジャンク・コーナーも小さめでしたが、二葉百合子を3枚ゲット。
・ベスト・スター・ダブル・デラックス 二葉百合子(2LP) SKW1005~6 キングレコード
・現代浪曲シリーズ 岸壁の妻/波止場の子守唄 二葉百合子 SKM5067 キングレコード
・岸壁の妻 二葉百合子 日本の母を歌う(第2集) SKS12 キングレコード
ダブル・デラックスのジャケット、インパクトがあっていいですね。この上なくシンプルなのに魅力十分。
ところでこのお店、店頭で従業員を叱責していたり、お会計時に帯をぞんざいに扱われたり、なんか嫌な感じ。たとえ100円のレコードでも、オイラにとっては大事なレコードなんですよ。
こんなモヤモヤした気分を吹き飛ばすには、新たなレコードを買うしかない!というわけで、近隣の大〇学〇店へも足を運びました。
シングル・コーナーをみると、ここでも二葉百合子発見!
・瞼の母/一本刀土俵入り 二葉百合子(7インチ) GK405 キングレコード
両面ともに浪曲の定番ネタの歌謡曲版ですね。最高ですね。歌詞カードみると、どちらもやっぱりセリフ入りですね。これはいいですね。二葉百合子の突き抜けるような高音と凛々しいセリフ回しが大好きです。
オイラの二葉百合子への愛を具現化したコラムはこちらで公開中。
宣伝タイム終了。続き行きましょう。
ここ最近、演芸モノと並んでハマっているのが演歌です。輪島裕介氏の新書により、演歌といジャンル成立に至る過程は理解しました。その補完として、まずはレコードを聴く、発売年順に並べる、名曲だけでなく名盤を探すなど、ハードオフの演歌レコードでできる事、楽しめる事がいろいろとあるわけです。特に興味深いのはレコードの解説。後年の評価ではなく、発売当時の評価や論調がわかる貴重な資料ですね。とはいえ、別段オイラは研究家ではないですが。
今回、オーソドックスな演歌は発見できませんでしたが、貴重な解説付きのインスト演歌レコードを発見しました。
・魅惑のレキント・ギター 鶴岡雅義作品集 SL22 テイチク
・影を慕いて アントニオ古賀ギター・ソロ・アルバム(第2集) ALS4235 コロムビア
・ギター・ムード 赤城の子守唄 伊部晴美 SMR1026 ポリドール
このお三方は全員古賀政男のお弟子さん。それぞれのレコードに、作曲者、演奏者、曲目などの解説付き。ある曲は演歌と称されていたり、歌謡曲と称されていたり、流行歌だったり、呼称が統一されていないのが面白いですね。読んで聴いて楽しみます。
こちらも解説目当てで購入。
・豪華盤 大正琴 演歌をうたう(2LP) JRS9011~2 ビクター
「演歌」キャンペーンで演歌を売り出したビクター/RCAのインスト演歌。ジャケットに風情があっていいじゃないですか。解説によると、演歌路線の人気歌手は森進一、青江三奈、クールファイブとのこと。今の演歌歌手と違い、全員洋装ですね。また、大正琴についての解説もあり、昭和16年、人形町末広の高座で大正琴の演奏があったとのこと。どんなことやってたのか気になる。
とまあ、安いレコードにも見出せる魅力多々あり。ということで、これからもレコードを買って読んで聴き続けます。
今日の収穫 LP:7枚 EP:1枚