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腹から黄金がザックザク

きょう1月24日は「金の日」。1848年に米カリフォルニアの製材所で、ジェームズ・マーシャルが本物の金を発見した日です。

噂はすぐに広まり、金を獲得しようと人々がカリフォルニアに殺到しました。このことから「ゴールドラッシュの日」とも呼ばれています。



落語でゴールドラッシュといえば、高田文夫さんが90年代に主催したお笑いコンテスト「高田文夫杯争奪OWARAIゴールドラッシュ」。チャンピオンのうち落語関係者をみると春風亭昇太、立川ボーイズ(立川談春・志らく)、三遊亭白鳥、柳家喬太郎とそうそうたる面々です。

高田さんと審査員、慧眼ですね。
左近師匠がいなくなった「おいでなんしょ寄席」に求められるのは、まさにこれではないでしょうか?

つまり「後から振り返っても輝かしい人選をする」ということです。

「赤字を出さないように」と人気者を集めることだけに執着するのでなく、実力も十分配慮してバランスをとり、歴史に名を刻むような落語家を選ばないといけません。

その意味において、2024年の第45回寄席の人選は良かったと思います。

さて、落語で「金」といえばご存知「黄金餅」。坊主の遺体を焼いて腹から金(一分金と二分金)を取り出すという…ものすごい話ですね。

短文を書いただけでなんともネガティブな印象を与えてしまいますが、この噺を演じる落語家は笑いをうまく織り交ぜることで、「狂気」のなんたるかを表現します。実にパフォーミングアートでげすね、落語は。

志ん生師匠からこの噺を受け継いだ志ん朝師匠が存命なら、飯田でも演ってくれたかもしれません。

「たられば」を話すのでなく、演ってくれる逸材を呼べ?ごもっともで。


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