みるの?きくの?
『落語を観る』
『落語を聴く』
よく表現に迷います。
どちらが正しいんだろうか、と。
常々申しておりますように、わたしは落語を五感で堪能します。
すべての感覚をフルに使って。
なので、『観る』ものだし、『聴く』ものだし、、、『嗅ぐ』ものだし、『味わう』ものだし、『触れる』ものだ。
落語は“客が参加して初めて成立する”ところがある。
むこうの呼吸と、こちらの合いの手。
それがあって初めて、
『あの日、あのとき、あの場所で』
の唯一無二の空間ができあがる。
(あ。もちろん、“ラブストーリーは突然に”っぽく読んでね。)
だから、五感を全開にしなくて済んでしまう『リモート落語』『テレワーク落語』は、味わいに欠けて、ちょっと物足りなく、淋しい。
もちろん、『こんなときだから』なんてことは、わたしだって良く良くわかっているのです。
でも、この『オンライン落語』を続けてゆくことで、緊急事態宣言が解けた後になんらかの成果につながるはずなので、噺家さんたちには、頑張って続けていってほしいなと思っています。
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