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与太郎の飄々たるしなやかさに倣う。



「コレ、さや香にそっくりだよ(笑)」

最近、『低燃費少女ハイジ』にハマっている。今更ながらドハマりしている。

流行ったのは、10年ちょっと前くらいだっただろうか。



ユビキタス社会の現代では、至るところにwebが張り巡らされているお陰で、時空を超えて過去にアクセスできるのが良い。

そんな『低燃費少女ハイジ』のYouTube動画をきゃっきゃしながら観ていたら、となりで夫が、そのハイジにわたしが似ていると言い出した。

たいへん光栄なことである。こんなにかわいいおつむの弱いハイジ似とは。

さすが愛しの我が夫。わたしの“足りない”与太郎感をくまなく心得ている。




特に、第2話はじっくりとご視聴していただきたい。

「ペーター!ペーター!ペタペタペータっ!低燃費って、なになになになにっ!(ジタバタ)」

このあたりが自分とリンクする自覚はあり、夫もそこを指摘する。

“永遠の中二病”だけにとどまらず“永遠のなぜなぜ期”も拗らせてるのかもしれないと思うほど、わたしは平素から「なになに?なぜなぜ?どしてどして?」が異様に多い。

だいぶ長く生きてきたくせに、ひとり、脳内のお花畑で戯れすぎて、浮世のアレコレを知らなさすぎるからだろう。重症。



『楽観的で人生毎日楽しそうで、悩みなんてなさそーで、シアワセそうでいいわね』みたいなことを昔から良く言われてきた。

大概それは、イヤミややっかみだったりするのだけども、そもそも与太郎なワタシなので、そんなことすら気付かない。

まぁ実際、わたしはシアワセには過ごしているのだけども、“不安”や“悩み”や“落ち込み”の類いは人並みには持ち合わせていると思う。

それらをなるべく表出させないことは意識しているつもりであるし、そこに“与太郎感”も手伝って、難が“隠れ蓑”と化している。

自分自身、ポジティブシンキング故の“発想の転換”が得意であると自負していたし、ここ数年で“負の感情の手放し方”もだいぶ鍛えられてきたと、タカをくくっていた。


が。


人生の燃費が悪くなれば『低燃費少女ハイジ』だって、落ち込むワケです。ハイ。

ハイジもとい、姐さんの2月執筆noteがわずか3本という結果は、まぁ、ココに起因しているワケですね。ハイ。

まぁ、色々なことがありますが、そのうちの大きな理由の1つは“仕事”に関すること。


「あーーーっ!悔しい!!!」


と思ったのはホントに久しぶりで、ブラック企業の社畜だった20代の頃に、終業後の会社の床に突っ伏して大泣きしたことを、これまた久しぶりに思い出しました。笑




ところで、落語の登場人物に“与太郎”という青年がある。

以前も与太郎ネタはnoteに記したのだが、やはり、『I am 与太郎. I love 与太郎』(No Music,No Life.みたいだな♪ )なわたしとしては、今後も、何度でもnoteに登場させてしまうと思う。

まさに『低燃費少女ハイジ』の主人公ハイジは与太郎要素満載であり、このアニメーション自体、そのまま落語に落とし込めそうな内容である。

こうゆう単純だけれど、意外と深い側面を有したアニメーションや絵本というのは、やはりどこか根っこの部分で落語と繋がっているなぁ、と思う。

絵本も落語も大好きである。




与太郎は、実は誰よりも堂々と飄々と生きていて、ブレずに我が道を歩んでいる。

その反面、しなやかな柔軟性があり、それはプラス思考へと通じている。

前述のハイジを観ても、そのように窺える。


「あれ?わたしもそうやって生きていたんぢゃなかったっけ?」


と自問自答してしまうくらい、もの凄く視野が狭くなってしまっている自分に気づいたのは、昨日溜まりかねて胸中をすべて夫に吐露したときであった。

モヤモヤを口に出してみたところ、なんだかとてもしょーもないことを気に病んでいたのかも知れないなと、自分自身で呆れてしまった。笑





立川談慶氏は、日経ビジネスの連載で、古典落語演目【道具屋】に登場する与太郎の『常識転覆力』と『愛され力』を語っている。

わたしはこの中に記されている『壊れた(止まった)時計でも1日2回合う』という与太郎の発想が大好きだ。


「視点を変えればそこにはきちんと“価値”が存在する」ということだからだ。


談志師匠は「与太郎はバカではない。非生産的なヤツだ」と生前語ったというが、わたしは、与太郎はある意味“生産的”な人間であるような気がする。

そんな与太郎の、飄々とした、しかし真理を突いた柔軟な発想力に、わたしも改めて倣いたいと思う。

自分のプライドとハートを護るためにも、だ。

与太郎が無意識に大切にしているであろう、この“発送の転換”もしくは“視点の転換”が最近の自分には欠けていたようで、「新宿御苑が自分の庭だと豪語していた自分はどこに行ったよ?笑」と自分にツッコミを入れずにはいられなかった。



あ。

そういえば、『低燃費少女ハイジ』って“NOTE”のCMキャラクターだったね!

“NOTE”の♪ ← 言いたかっただけです。








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