遅ればせながら、あたま山にてお花見を。
毎日コツコツ続ける・・・ことがニガテな私。
しかしながら、趣味のブログをストレスを感じながら書き続けるのも何か違う気がしておりまして。
とか言ってると、あっという間に結果的に数週間放置してしまっているこのnote。
バランスとか、塩梅とか、継続とかを重んじながらも執着しすぎないような・・・そういう人に私はなりたい。By.ミヤザワ・・・
さて、4月も下旬になりまして間も無く5月というところですが、先日遠方に住む伯母から春の便りが届きました。
「咲きましたよ♪」と一言だけ添えられたメール。
伯母の近所に住む、私の祖父母宅の小さな鉢植えの桜が開花したのでした。
これは、以前敬老の日に私が祖父母に贈ったもので、今は会えないけども、それが花開いたことをわざわざ知らせてくれた伯母の心遣いにちょっと胸が熱くなったのでした。
さて、今年も各地で桜は見事に咲いたりしたのでしょうが、“お花見”にはゆけなかったので、“あたま山”でお花見をした気分になってみようと思いました。
“愛宕山”とかなら聞いたことあるけれど・・・
“あたま山”ってなあに?どこにあるのよ?・・・と思ったアナタ。
あるんですよ、落語演目の中に♪
桜の実を食べすぎて、頭から桜の木が生えてきてしまった男の噺。
これね、滑稽話なんですが最後は主人公が亡くなるのですよ。まあ、人が亡くなってもそれを笑いにつなげる噺は落語にはたくさんあったりする。
「湿っぽくならずに、不幸さえ笑い飛ばせ!」くらいのポジティブさも落語の良いところだと思うのだけども、きっと人によっては不謹慎に感じる場合もあったりするのでしょうね。
だから、あたま山の高座を実際に観られる機会は少ないなぁと感じる。
でも、演る噺家が少ないのはそれだけが理由では無い気がする。
これ、SFタッチですごーく現実味がない内容なので、口頭で語るような話としてはとてもハードルが高いのだ。
噺家の技量も、オーディエンスの感受性や想像力も極限まで問われる演目。
ただでさえ、“観客の想像力に頼る”という落語の特徴を大きく上回って要されるより一層の想像力。笑
星新一のショートショート
『世にも奇妙な物語』(なつかしいっ)
あたりが好きな人にはきっと楽しんでもらえるはず!
余韻や含みを楽しめる人にはきっとウケるけど、「え?どうしてそれがそうなるの?なんで?」と、現実主義で論理的な答えを求めてしまう人にはしょっぱく感じるかもなぁ。
そんな人には、絵本やアニメーションにすると、ちょっと受け入れやすくなるのかもしれない。実際に、2002年に絵本作家・山村浩二氏が国際アニメーション映画祭で、『頭山』(Mt.Head)という作品にて最高賞グランプリを受賞している。
当時、ニュースなどでもとても話題になっていたのを覚えている。
あなたもステイホーム中に、お花見気分で『あたま山』に登ってみてはいかが?
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