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2021年は、“怪談”がアツい!



2020年は、言うまでもなく【芝浜】がアツかった。

2021年は、さて何が来るかと言えば、“怪談”である。“怪談”が流行る。



あ。

月刊ムーとか、TOCANAとか、三木大雲とか、BBゴローとか、、、そのあたりのオカルト的な怪談を期待してココまでたどり着いてくださった方、ゴメンなさい。


ガッツリ『落語』のはなしをします。


さらには、ラフカディオ・ハーンからの、小泉八雲的なところを期待して来てくださった方ごめんなさ、、、


あ、【ろくろ首】の噺はすこーしだけ触れます。ハイ。




ところで、“毎年の流行色”というのがファッション業界にはある。

さて、この流行色、自然に流行るというよりは、前年末に然るべき組織が、然るべき方法で流行色を予め決定&発表しているのだ。

ちなみに、2021年の流行カラーは以下の通り。

《PANTON》
アルティメット・グレー
イルミネイティング・イエロー

《日本流行色協会(JAFCA)》
ゼロ・ホワイト


ざっくり言えば、《PANTON》は世界《日本流行色協会(JAFCA)》は日本の流行色を提示する組織である。



PANTONが発表しているグレー&イエローの色合わせのボーダーニットが大好きで昔よく着ていた。落語家さんがこんな色合わせのお着物をお召しになっていたら素敵だなと思う。噺家さんは、遊び心に富んだ人が多い印象だけども、根が真面目な人が多いせいか、まだ“着物で遊ぶ”という人が少ないような気がする。

毎年、流行色で着物をコーディネートする噺家さんが居ても面白いと思う。

あ。Dr.コパが毎年発表する“風水ラッキーカラー”でも良いですけどね。←



そんな“流行カラー”のように予め決められてはいないのでしょうが、“流行落語演目”のようなものがにわかに存在していると肌感覚で感じます。


ところで、昨夜イカルス渡辺氏の生配信ライブがあった。

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ずっと気になっていた新ネタの【死神】を拝見できた!!!


今回は、『演芸ロックミュージカル』の“ミュージカル部分”がより一層強調されている作品に仕上がっていると思う。




実は、昨年イカルスさんとお会いしたときにはすでに「次回作は【死神】でつくりたい」とおっしゃっていた。

と、奇しくも時同じく別の場所で、竹紋さんも【死神】が気になるとおっしゃっていた。

そして、タイミングよく年末の笹丸さんの落語会で【死神】を拝聴できた。

フシギ。




もちろん【死神】だけではない。

【お菊の皿(皿屋敷)】も非常によく耳にした。

林家つる子女史に注目していたから・・・という理由だけではないと思う。

つる子ちゃん以外の高座でも、季節を問わずに実にたくさん耳にする機会があったのだ。

フシギ。



他にもここ最近、“怪談”と呼ばれる落語に触れる機会が多いと感じる。

なんだろう、フシギ。



しかしながら、ふと思えば、落語における“怪談”というのは、一括りに“怪談”と語るのは難しいように思う。

そして、“怪談”というジャンルをさらに分けるならば、“コミカル”と“シリアス”とにざっくりと二分されると思う。

《コミカル》
【お菊の皿】【ろくろ首】など
《シリアス》
【死神】【もう半分】【牡丹灯籠】【一眼国】など


例えば、【お菊の皿】や【ろくろ首】は、その演目名がどことなく恐怖を連想させるが、実際のところ“ポップでコミカル”である。特に、【お菊の皿】はその最たるものに思う。

ひとことで言えば、チャラい。← 言い方。

が、これは褒め言葉である。とても広く親しみやすい演目ということだ。

ちなみに、【ろくろ首】はサゲが秀逸であると思う。割と好きなタイプ。『考えオチ』になるのだろうか。




一方、【死神】や【もう半分】は“シリアス”寄りで、小説で言ったら“イヤミス”的なモヤッと感がある演目。

特に【もう半分】は、動画でしか観たことが無いのですが、個人的な感想だけを言えば、「人面犬の都市伝説が頭をよぎって薄ら寒い」って感じです。(笑)

でも、一度、生の高座で聴いてみたい演目。

【死神】も【もう半分】も、最後の魅せ方が重要で、そこに技術やセンスや雰囲気and more・・・が必要なので、大ネタとか言われちゃうんだろうな。名人とか師匠とかが演る印象で、演劇における“ひとり芝居”要素が強い気がします。

あと、【死神】も【もう半分】も、『世にも奇妙な物語』で扱われそうなネタ。笑

・・・って、【死神】はもう『世にも奇妙な物語』で、東国原英夫元知事が若かりし頃に主演しています。笑

ちなみに、『世にも奇妙な物語』の中では、筒井康隆原作の『熊の木本線』がイチバン好きです♪//// ← 聞いてない。



それはそうと、今年に入って、より具体的に現実的に吟遊先生が遊んでくれる♪

とっても嬉しい☆

数理落語家 自然対数乃亭吟遊氏。


博識でユーモアに富んだ先生で、彼の執筆するnoteの大ファンです。

なんと、1月には、吟遊先生のツイキャスにゲスト参加させていただきました!

わーーーい☆

この時は、裏話的なモノや噺家さんの個人名を出してフリートークをしていたので、吟遊先生のお気遣いによりアーカイブは残っていませんが、月1回くらいでとある日の週末にこっそり堂々と配信されているので、ぜひタイミング合えば聴いてみてください。落語のお勉強になるし、楽しいです♪

賢い人の話しを聴いていると賢くなった気になれます。← バカ

にしても、この1月に、人生で初めて“生配信”に参加させて頂いたのですが、そもそも吟遊先生と初めてお話しをしたのが、この配信が始まる1分前だったという、ね。

お互いにチャレンジャーですよね。笑

初めましての、アドリブ無しの、ドキドキワクワクな経験でした!楽しかったです♪ありがとうございました!これからもたくさん遊んでください☆




そして、そんな吟遊先生が“別名義”で、YouTubeで『怪談』の配信しています。

リアルに怖いものもあるので、自己責任でみなさんお楽しみくださいね。笑

わたしは怖がりなので、ひとりでお留守番している時は聴けないものもあります。←



さらにさらに、2021年3月20日 に『怪談会談』で、春の特別“生配信”をするそうです!

なんと!今回もちょっとだけ、朗読で参加させてもらいましたーー☆

姐さん、素人なので、感情移入とか抑揚とか滑舌とか色々難アリだけれど、良ければ聞いてくださいねーーー♪

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楽しみ!!!ワクワク☆







誰でも参加できちゃう!
大人の文化祭やってます♪
2021年もまだまだ突っ走ります!
ご参加お待ちしてます☆










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