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【立川談慶ねたおろし落語会】

落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。

立川談慶「天才論 立川談志の凄み」出版記念落語会、お江戸上野広小路亭にて。なんと21冊目!!

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★半四楼 ぞろぞろ
人生半ばで落語家になったから半四楼の芸名のまくらから始まる。実直な感じが高座から伺える。彼にはがんばって欲しい!

★談慶  おのぼりの母 (新作ねたおろし)
母の愛情と、人間的な強さ。映画のカット割りのようにシーンが変わり、テンポよく進む。ネタおろしだから詳しくは言わないけど、愛のためならどんな犠牲もいとわない。また聴きたい。気になる方は談慶師匠の落語会へどうぞ!

★談慶  芝浜
談志師匠の「業の肯定」からこぼれる噺が芝浜。庖丁みたいな家元は食材の下のまな板までも切ってしまう。年の瀬になると必ずかかる(上演される)古典落語の名作。落語家ごとに違う芝浜がある。それを談慶師匠はどう演じるのか。そうして私には疑問があった。

魚勝は人も腕もいいけど、女房に甘ったれてる。この噺に限らず、落語にはこんなシーンが少なからずある。昔の話だし、今より女性の地位が低いから仕方がないし、そうしないと噺にならない。

でも3年もの間、嘘を隠し続ける女房の辛さ、一人に抱えさせてちょっとひどいと思っていた。今の人はここに納得するのかなと感じていた。それは自分の心で折り合いをつけるものかもしれない。でも初めての人が聞いて?って思わないのかな。しかし、今回談慶師匠の愛と底力から、大家、長屋のみんながおかみさんの味方で応援しているシーンがプラスされたことにより納得。辛さを分かち合う人がいてよかった。
今回談慶師匠の底力を感じた。

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終演後は新刊のサイン会。家元のノンフィクション見ました?体が悪い青年への言葉、と話しかけてくださり、映画化されるといいねと。
本や落語だけでなくメディアにも登場が増えた談慶師匠。いつだって落語や、落語を軸にした考え方は聞ける。

楽しかったし、落語の疑問を落語で解けたりと充実した会でした。落語ってねぇ、とってもいいんだよ。

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