英語感覚の身に付け方
「日本人はいくら勉強しても英語ができるようにならない」
何年も前から言われていることです。
原因はいくつかありますが、大きく分けて2つあります。
1つは、そもそも、英語に触れる時間が少ない。
もう1つは、「視覚」から学習している点です。
日本語をどうやって覚えたか
日本語を覚えたときを考えてください。生まれてから、親、周りの大人たちが話す言葉の海の中にいたはずです。
そこから、少しずつ話しはじめ、書くようになったのは、幼稚園くらいでしょうか。
これが自然な語学習得の流れです。
しかし、日本の英語学習はどうでしょう?言葉の海に浸ることなく、いきなりアルファベット、英単語を覚えさせられます。
自然な英語学習の流れとは「逆」なのです。
英語は「音」がすべて
つまり、「音」が抜け落ち、「視覚」ばかりを強調するのが日本の英語教育です。
まずは、英語を聞くこと。
具体的には、英語をかけ流すだけでも十分です。毎日少しずつ耳に入れることで、頭に英語の土壌ができていきます。
荒野に花を植えても育たないように、土地がしっかりしていなければ、花は咲きません。その土地を耕す作業が、「英語をぼんやり聞き流す」という作業です。
聞き流すだけでマスターできるか
残念ながら、聞くだけでマスターできるほど、語学は単純ではありません。
英語を聞くのは、あくまで頭に英語の土壌を作るまで。しかし、これこそ、英語の「感覚」を身につけるには最適です。
その土壌の英語の花をどうやって育てるか。そのあたりは次回に書きます。