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ぷりぷりーぐ第7節2卓目 観戦記-牌はあなたのためにある

・7月に行われた、ange noirさんとのコラボで大敗を喫したため、7/11試合での観戦記を書くことが義務付けられました。罰ゲーム文化にはじめて触れましたが、とりあえずアイコンだけは守り切れてよかったなと思っています。

・7節2戦目、GrandSoleilとAngeNoirが同卓していた回の観戦記を書きますのでどうぞよしなに。


・当日。1卓目で自分が登板し、惜しくも3着。ラス回避はなったものの、厳しいチーム状況の中、どうしても「プラスではなかった」という事実がのしかかった。
チームメイトからの、3着への労いの言葉も素直に受け取れず、VCの空気は重く淀む。

・そんな空気を霧散させるように、ソラちゃんPさんは明るく「いってきます」とVCを抜けた。後悔を忘れさせるように……そう、彼こそがGrandSoleilの真の「太陽」!!いってらっしゃい!!!!


・という訳で、こんな調子で書いていきますが大丈夫ですか?(実況・解説はゆーき∞さんのYoutubeチャンネルです)▼


※前書き※
・観戦記のため、らくだの知識では意図や用語などが誤っている箇所がある可能性がございます。優しく見守り、こっそりDMなどでご指摘いただけますと幸いです。
・スクショはゆーき∞さんに許可をいただき配信画面を撮影させていただきました。ありがとうございます!


東1局0本場

・ソラちゃんPさんは起家。ドラ1立直に向かって最大効率、という走り出しで、今日は行ける、そう思わせてくれるような配牌とツモ。
けれど、周りに立ちはだかるのも猛者たち。ことはそう簡単には進まなかった。
8巡目という比較的早い巡目で対面のみんとさんからの立直。

8mをノータイムでチー

・それに、対してチーして聴牌に向かうソラちゃんP。
チームメイトのぴかーるさんも、リアさんの打8mとほぼ同時に「これはチーだ」とつぶやく。
タンヤオドラ2の聴牌を目指しながら打ち回していく安定の魂天。

らくだの頭にともる「?」。そして河を見てようやく気付く。聴牌に向かうための9mも7pも9pも切りやすい……!!高段位者の視野の広さに、「ほあ~」と返すことしかできないらくだ。これくらい構想できて当然、と言われそうな状況に、バレないように口をつぐむ。

・立直の和了牌を回収し、形式聴牌へ!それでも、待ちが悪ければ1mも切らない。リスクとリターンを常に比較し続ける苛烈な太陽ソラちゃんP!師と崇め奉りたい。尊師ちゃんP!!


・そして、6s引きで1mを勝負。このバランス!!マーベラス!!ソラちゃんP~~~!!!ここはお互いにカラにつき、2軒聴牌で終了。
聴牌料を毟って、東1局続行。

東1局1本場

5巡目で下家シャオロンさんから立直。あまりに展開が早く、不要かつ安牌のものを処理していくも、みんとさんの不要牌となった1pが和了牌。
ここはやや珍しい、3200点(2飜50符)の横移動。

東2局0本場

これ(ちゃんP先制立直)が

先制立直P

こうなって(リアさん追っかけ立直)

追っかけ立直リアさんとなぜか赤いツモ牌

こう(一発放銃)。

どうしようもない。

・「ンなもん1発で持ってくんな!!」楽屋に響くらくだの悲鳴。つかみすぎ注意報発令中。あまりのスピード感に切符を切りたくなる。
・ここはリアさんの見事な満貫和了。GrandSoleilにとっては、一気に苦しい状況に。

東3局0本場

四者四様に手が進まない中、白を鳴いてシャオロン2さんがホンイツの聴牌。


・「これは聴牌に見えるか微妙なところ、9s掴んだら切ってしまうかも」
GrandSoleil解説席のぴかーるさんも緊張した面持ちで見守る。

・シャオロンさんの3sツモ切りで、VCに安堵の空気が流れる。さすがにこの聴牌気配に生牌の9sを切るようなソラちゃんPではない。チームメイトからの信頼は広辞苑よりも厚い。

・この局はさすP。リアさんが切っていた6sからのシャオロンさん連続ツモ切りを見逃さず、「6sは切るが9sは止める」理知的プレイング。ブラボー!!

・どうやらこの日は、9sに縁があるらしい。


・ここは最後の9sをツモってシャオロン2さんの和了。素晴らしい、素晴らしいが、GrandSoleilにとっては痛い。和了れないまま、すでに東4局に至ろうとしていた。

東4局1本場

・親のリアさん2副露に対し、積極立直のソラちゃんPさん。
立直・タンヤオの点棒をもぎ取りたい。

さあ、立直だ!!

いけ―!!和了れー!!


・で、こう(高めドラ2sで放銃)。

ドラの2sのほう

・VCに響く悲鳴。今引かなくてもいいじゃないの。何もドラの方をさあ。麻雀の神がいるとしたら、そろそろ許せなくなってきたところ。

・東4局2本場で、みんとさんの跳満和了により、ついに点棒は4桁へ……。

南1局0本場

・絶対に落とせないこの親番を、7500点という残り少ない点棒で迎えたソラちゃんP。並の人間なら心が鞄の底に入れっぱなしのクッキーくらいにバキバキに折れてしまっているところ。それでも、某バスケ部員を心に宿したPは、まだ止まらない。

ちゃんPさん本日の意気込み

・赤5s、ドラを引き込めばドラ2の手牌だが、雀豪のらくだには最終形が見えない。なんとか立直をかけたいが、少し時間がかかりそうな、決して軽くはない手。

・だが、ソラちゃんPはほとんど時間をかけずに最適手を選び続ける。より広く、より早く、より強く!穏やかな性格と裏腹、勝利への執念をひしひしと感じる。そして、ツモもそれに応えた。

・立直タンヤオピンフ赤1のすばらしい三面張。盤面に目が走る。和了牌の枚数は……
「3枚か、十分」
自分より先に、ぴかーるさんが呟く。数えるの早くないですか?(そもそも聴牌前に数えてたくらいの速度でした。)

・ここは対面のみんとさんから大きな和了。点棒も5桁復活し、19500点の3着へ。

南1局1本場

・それでも、まだソラちゃんPは止まらない。
索子多めの手牌で1sから仕掛けて染め手。最も早く、最も高く。そんな最終形がすでに見えているように、ためらいのないポン。

・牌譜検討の際にソラちゃんPから教わったことが思い出される。
「ホンイツは、ホンイツであることを公開していくといいですよ。何かと強いです」
何かと強い、の部分を遺憾なく発揮し、4pから切るし1sも鳴く。たとえ防御力が0になっても、親番を絶対に落としたくない、そんな言葉が聞こえてきそうだ。
しかし、実は下家のシャオロンさんが非常に整っている。まだ聴牌しないでくれ……、そんな祈りが満ちる。が、無常にも3巡目には間5pでシャオロンさん聴牌。一旦保留のダマテンだが、ソラちゃんP間に合うか……?


2シャンテン……!

・中を鳴いて2シャンテン。まだ遠い中、シャオロンさんから絶望の立直宣言。ソラちゃんP(ピンチ)!!


・オリている上家リアさんから必要牌をすべて鳴き、魂の裸単騎に取る。問題は9sと發、どちらを残すか……。

・鳴いた瞬間、迷いなく打發。シャオロンさんにやや危険度の高い發を切り、9s山に在りという読みを信じた選択。そして9sは……
「山3すよ!」
またしてもぴかーるさんの和了牌数えが早すぎる。

・ガチで防御力0のスタイル。これが漢の裸単騎……!

・和了ってくれ、そう願ってたった一巡。牌は、付き合いの長い男の信頼にふらりと応えた。
今日は「世界9s裸単騎ツモ記念日」だ~!!!


・絶望の東場を乗り越え、2着浮上!日和って親番を逃さない強さ、局全体の構想力を感じる。普段ラス回避、と親番でオリてしまいがちな自分に衝撃を与える染めでした。お見事!!

南1局2本場

途中割愛している箇所もありますが、ソラちゃんPさんの親番だけは全力で書かせていただきます。2本場まで持ち込こみ、またしても立直を見て広く手を進めていくソラちゃんP。
あっという間に立直!

唐突な何切る

・5巡目の牌姿。
9m切りは、下家で中を鳴いているシャオロンさんが鳴きにくい端牌を、という意図もあったのかしら?と考察。個人的には6mを切って七対子を残してしまいそうですが、この局面においてはシャオロンさんの手を進めないことも重要につき、6mのような中ごろの牌を手に残したかったのではないかと考えました。

・実際には、そのような(下家に対しての)意図は特になく、七対子にも面子にも必要な1mが2枚切れてしまっており、むしろ強い58m受けを残すための手順とのことです!勉強になりました!!立直をまっすぐに見据えたブレない打牌……!
また、9sと9mのトイツ落としの最中に立直が来ても手が進められるように…という安全度比較も教えてくださいました。理論では聞いたことがあっても、こういった場で正着を打てるソラちゃんPさんは、どうあがいても魂天ッ……!

いつもこの調子でめちゃくちゃわかりやすく教えてくれるのでアメージングです

・「僕七対子のイーシャンテンを信用してないんですよね」、牌譜検討のたびに聞いている気がするソラちゃんPさんの諫言。

・そして、聴牌を迎えたリアさんから4mを討ち取る。

和了演出かわいいP


・なんとここにきて1着浮上!ソラちゃんPさんここにあり!!!!ウオー!!!(鬨の声)


配信コメ欄で元気に生きているおもさん

南1局3本場

・アッというまにシャオロンさんの中・白での聴牌。しっかり浮いているソラちゃんPの2m。真っすぐに打っていればいつか出る2mを、しっかり放銃。
あまりに早すぎて特に書くことが無いです。ゴン攻めの親を3副露で流したシャオロンさんお見事!!
楽屋にて、「安くてとりあえず良かった~」と胸をなでおろしておりました。

南2局0本場

・ソラちゃんPさんは、親を流しつつ和了に向かいたい場面。守りにうってつけのホンイツ配牌……! 風、吹いてきてる、着実に……。

・みんとさんの立直に丁寧に降りていくも……

・ラス2の7pをしっかりツモる。みんとさん5200点の和了で、ライバルのシャオロンさんの親番は終了。このまま進んでくれ……!祈り。

南3局0本場

・親のみんとさんの手があまりにも輝いている。これが持ちし者……!
対する我らがソラちゃんPは、形が整っているがゆえに恐ろしい。ダマられたら……怖いッ……!


あっという間の聴牌。そして真っすぐな立直。戦える手の子はおらず、一人旅の末……

当たらなくてよかった、と思うしかない特大の和了で一気にみんとさんが一着浮上。
続く南3局1本場では、リアさんのダブ南仕掛けの前に全体がオリ、4軒ノーテンで最終局へ雪崩れ込む……。

南4局2本場

・ラス親のリアさんの果敢な攻めに、南4局は2本場に突入。
・ソラちゃんPさんはトップとの点差12800点、跳満ツモか、満貫直撃でトップだが、3着も4700点差と、立ち回りが難しい状況。

配牌もドラなしで、使いづらい端牌のドラのため、今後のドラ引きもあまり期待できない状況。トップを目指してゆっくり手組するよりは、ラス親のリアさんに連荘されたり、シャオロンさんに和了られて着順変更がキツイ場面。ドラ9pを惜しげもなく手放すと、それをリアさんがポン。手牌が見えない状況でのこれは、やや恐ろしい。

・が、ここはことさらに日和らず、抱えた安牌を手放して聴牌。和了り切れば2着の局面で、しっかりと南をツモりメンゼンでダマ。

・カンが入れば立直も可能性があるが、現状はラス落ちの可能性のある立直にうまみがない。脳筋立直しがちならくだに、「俺の背中を見ろ」と言わんばかりの2着ヨシのダマテン。


・形式聴牌を迎えたリアさんからの5sで、最後の点棒を刈り取る。不遇ソラちゃんP、魂の2着持ち帰り。不思議なことに、何も誰も感動的な言葉を発したわけではないのに、すこしだけ涙が出た。これは内緒です。

・楽屋に戻ったソラちゃんPさんの第一声
「魂の裸単騎見てくれました!?」
少年のように弾む声、チームメイトに駆け寄るような軽やかな帰着。

その姿は、自分が目指したい麻雀打ちのひとつ。

己の弱さにしょげ返った自分を奮い立たせてくれたのは、涙でも同情でもなく、ただひたむきなチームメイトの背中だった。
ちゃんPさんありがとう。夏まで一緒に走らせてください!!

https://twitter.com/sorachan_P/status/1678898521423110144?s=20

(私はちゃんPさんの雑コラ・言い回しが好きすぎてぜんぶいいねしている。)

・観戦記は書いたことが無いので、ヨシかヨクナシかわかりません。こうしてゆっくり対局を振り返っていると、気づかなかった手広い1打や、その判断のあまりの速さにビビる場面が多いです。

・書いていて思い出したので、チームVCで言われたことメモ。
常に配牌からどんな構想をするか、点差はどんな状況か、聴牌したら立直するかしないか、考え続けて迷いなく進めること。→鳴きや立直は迷いなくボタンが押せるように!

まだ、圧倒的に打数が足りないのでできないことなのですが、そういう考え方を「当たり前のように」している人たちがいることを知ることができて、それだけでも果報者だなと思います。

・麻雀は、幸いたくさんの講座動画があって、ある程度動画で基本知識は身に着けられると思うのですが、やはりこういう考え方の部分は実際の人間に聞きたい部分でもありますし、特にそれを信頼のおけるチームメイトから学べる、というのがたまらなくありがたいです。

・コソ練して驚かしてやりたいという思いだけで突っ走っているので、また実地牌譜検討よろしくお願いします。>チームメイト諸氏。


締まらなくなってきたので、適当に切り上げます。解散!!

(AngeNoirのみなさん、コラボありがとうございました!またよろしくおねがいします!!)



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