テブラプレ参加させていただきました 日記20230119

表題のとおり、テブラプレ2023年1月19日19時回 「シナリオ作成相談会」に参加させていただきました。
TRPGに関わるシナリオ作成時の疑問点や自分が感じている不安みたいなものをざっくばらんに相談できる会で、濃厚~~!という感じでした。

ちなみに、テブラプレというイベント自体はオンラインTRPG初心者の方でもルルブ無しでセッションに参加できるというイベントなのでCoC7版しかルルブの無い自分でもお伺いできそうだな……と心惹かれております。
なにより、GMのいちのせさんも今回同席されていた他の参加者の方もとてもフランクで、オンラインで怖いなと思っている「野良で変な人に当たって辛い思いをする」みたいな不安がなさそうだったのがよさげです!
イベント詳細についてはこちら

あと自分が参加したきっかけはいちのせさんのnoteで書かれていた技法的な部分だったのですが、その後見てインセイン「楽園」の作者様と知り、ならばいかぬ理由はない!となっておりました。
「楽園」に関しては、パートナーが灯油を頭からかぶったり、最終的に星空を眺めたり色々とエモい思い出があり、非常に思い入れがあったので実際にその作者様がどういった発想法をされているのかをお伺いできるのがウキウキでした。


自分がお持ち込みした疑問とその回答の覚書。
(正直金言なので大事にメモにのこしておきたいのですが、シナリオ作成者が増える is Happy なので……)

●初めてのシナリオ作成時、情報過多になってしまった。どう調整されていますか??

今も公開中のシナリオですが、結局シナリオを通して5万文字以上の大作になってしまい、しかも本などから得られるテキスト情報が膨大なので、プレイ時に本来感じてほしかった気味悪さや恐怖よりも情報整理でいっぱいになってしまった、という感想を受けて今も悩んでいるところでした。

いただいた中で、一番最高だったのが
「何もしない場合、ストーリーは必ずバッドエンドを迎える」
という言葉です。
たしかにシナリオとして存在する以上探索者が「現状維持」あるいは「よりよい未来」のために動かなくてはならず、最初に迎えうるバッドエンドを考えることで探索者の動機の部分も、登場するエネミーの部分も敵側の動機の部分もカバーできるすごい手法や!!と思いました。

合わせて、バッドエンド=敵側のハッピーエンド なので、敵が動く⇒それによって出てくる痕跡が「物語を進めるために必要な情報」である、という考え方も教えていただき、自分の中で情報の重要度についてかなりすっきりと整理ができました。

つまり、重要な情報を中心としたプロットを作成し、それ以外の恐ろしい予感やバックグラウンドの手記などは調べなくても進める装飾として追加していく、という流れかなと思います。ものすごく出力調整がしやすくなりました!
すべての物事の辻褄を全部説明しなくては、と思っていたので、情報過多さもありなん、という感じだったのですが、教えていただいた方式で整理していくことで不要(だが求められれば提示できる情報)を仕分けできるかなと思いました!!

あとは、イベント参加を決めたいちのせさんのnoteがあるので貼っておきます。2本目のシナリオプロットを整理するのに、とても参考になりました。



また、初心者ライター兼KPとして困っていた点も思いついたときにいろいろお伺いしてしまって、本当にありがたい機会でした……。以下にお伺いした一部をまとめておきます。

●NPCのしゃべりとかシナリオ中の文言指定とか、どの程度までしてますか問題

シナリオ公開するものに関してはほとんどしてない、しないようにしているというご回答が他の方も含め上がっていて「そうなんや!」と思いました。

自分がKPをするときには、納得いくまで準備してということだったので自KPの際はどんどん準備していこうと思うのですが、公開時には他のKPさんの力量を信じてどんどん指定を減らしていこうと思います!!!(宣言)

あと他の参加者様の制作中のシナリオを拝見した際に、あまりにいろんな情報がコンパクトにまとまり過ぎていてビビり散らかしました。素晴らしすぎる……。そしてプロット部分で十二分に面白い上、ちゃんとGMがすべきことや分岐がきれいにまとまっていて……。

クトゥルフは恐怖描写などをしっかりしたいという気持ちが強く、描写が多くなってしまっているのですが、そうでない部分はもっと短文でいいのか!と思いました。

●クライマックス、戦闘ナシで終えられる?

こちらはインセインに関する参加者様のお悩みで自分にも当てはまるところがあったので備忘録!
エネミーが取ってくる行動は攻撃だけじゃなくて「妨害」でもいいよ、というところ。戦闘一辺倒になりがちなので、いろいろな行動を取ってくる敵の存在は新鮮だしいいなとおもいました。
インセインの場合は儀式、というルールがあるので、その儀式を行えば解決するんだが、その解決を邪魔してくる、ということですね。
エネミー名「プレッシャー」 面白い解決だし出てくると卓も盛り上がるし、失敗してもRPが楽しい良エネミーですね。

いずれにせよ敵のスタンスを考えたうえで、必要があれば「心理的負荷」や「環境要因」を敵にするおいうのはありなのだな!というのは今回のコペルニクス的転回でした。

●めずらしめの背景どうしてますか問題。

「曇り空と青空を使う」
ほへ~~~!!!!確かに!!!!!!!!!!!

フリー素材でやられている方が多くて、多分ストックがいっぱいあるんだろうな!と思いました。集めるの頑張るか。

ちなみにAI生成もなかなかいいですよ!とお勧めしておきます。(画像サイズの加工や書き足しなどの技術は若干必要ですが……)
下記みたいに写真ッポイけどキモイ!って感じのやつができます。

「研究室」のAI+調整


他にも、シナリオ持ち込みされて展開についてご相談されている方や、お友達と遊ばれるのにどのシステムがいいか、などの質問をされている方もおり「あ~! それ知りたかった!」みたいに他の方の質問で思うことも多数……。
友達と遊ぶ用にシナリオを作って、細々と公開していこうとしている身ではありますが、次は実際のシナリオを持ち込んで具体的にいろいろ相談してみたいなあと思いました!

少なくとも、今書かれていて行き詰っている方や書こうと思ってるけど手が出しづらい……という方は一度参加してみるのはアリアリのアリだなと思います!よ!(ダイマ)

総括して、「人がいい!」「中身が濃い!」「自由度が高い!」イベントだったと思います。
TRPGシナリオを書かれている方・書かれたい方というただでさえ母数が多くないところではありますが、もし友達と遊ぶのにシナリオ書いてみた~い!でもやり方がわからな~い!という方などがいらっしゃったら、一度参加して他の方のお話を聞いていただくのもまた一興かと……。

最後にはなりますが、主催の一乃瀬さんおよびご参加されていた皆さま、本日は楽しく役に立つお時間をありがとうございました!届かんとは思いますがとりあえず感謝を捧げておくスタイルです。

普段は身内卓ばかりなので外の卓でお会いすることは少ないかと思いますが、テブラプレは時間が許すタイミングで一度お伺いしてみたいなと思っているので、そちらでご一緒できれば幸いだなあと思います。

以上!







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