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忘れられない九日間(本人バージョン)

忘れられない九日間でした

11月6日午後  いつに無く胸苦しく
冷や汗も止まりません  偶々在宅の
妻が安房医師会病院に 電話相談して
「すぐに救急車を呼んで下さい」
と言われ
あたふたと5分後には 初めて救急車に
乗りました

症状の確認や 血圧測定をしながら
受け入れ先病院を探してくれます
結果 少し遠いが  鴨川の亀田病院に
向かいました
意識は ハッキリして 普通に受け答えが
出来ました   妻が同乗しましたが
車内での血圧が 290を超えていました

午後4時頃
亀田の救急外来に着くや否や
ストレッチャーに乗せられ
5〜6人の人の手で 着衣は脱がされ
あちこち消毒と 点滴に繋がれ
まな板の上の鯉状態  意識はあるので
周りの会話は しっかり聞こえます

局所麻酔がされ 右手首から
カテーテルが挿入されました
胸の上を 二台のX線撮影機?が
行ったり来たり きっと心臓の状態を
3次元で表示するのでしょう

最終的に ステントは入れないで
バルーンでクスリを入れたようです
「10気圧です」とか「あと15」とか
執刀医の指示だけ  スピーカーから
聞こえます
2時間は経過していないと思います
心臓カテーテル手術を終えて
午後6時  ICU病室に入り
妻と再会  生存確認をして 一日目が
終わりました


翌日7日  点滴に繋がれて 尿は
尿瓶で取ってもらいます
どこかで聞こえる  呻き声や
ひっきりなしのサイレンの音
ICUですから きっと重篤な方も
なかにはおられた事でしょう
こちらは手術後の経過も問題なしで
午後4時に K棟病室に移りました
慌たゞしい24時間でした

眺めの良い K棟10階で
快適な入院と リハビリ生活です
まだ 移動は室内だけですが
点滴は外れて 病院食となりました
今考えると 6・7・8日の三日間が
最大の出来事でした
どうなるか注目の 米国大統領選挙も
ICUから出てみると 混乱もなく
トランプさんに  決まっていました


次の9・10・11日は  規則正しい
病院生活でリハビリも進み
10階の歩行がOKになり  シャワーも
浴びれるようになりました
これまで頑なに 病院やクスリを
遠ざけてきましたが  主治医の先生の
話を聞く限り  これからはクスリとの
長い付き合いが始まりそうです


12・13・14日 退院までの三日間
早めの処置で 大事に至らならなかった
我が身の幸運と  付き添ってくれた
妻への感謝を 身に沁みて感じました
まだまだこの先  身体を養生して
娘や息子 孫たちに 元気な爺さんで
いなくてはと思った次第です
胸にぶら下げたニトロに誓う
心筋梗塞初体験爺さんでした

かめださだめか
(亀田定めか?)

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