祖父のスーチカー
もりおゆうさんの記事を見て思い出しました。
だいぶ前に亡くなった祖父。
盆正月などになると出てくるのが祖父のスーチカーでした。
スーチカーとは豚肉の三枚肉を塩漬けにしたもの。
特に戦後豚肉はお祝いの料理として出されました。
最近放送された某番組で沖縄の正月は天ぷらなどオードブル…とありましたが…
それより前は豚肉料理、昆布、こんにゃく、ごぼう、紅白かまぼこという時期もありました。
…でこの塩漬け肉のスーチカー、すごく塩辛い…塩辛すぎてみんな完食できないほどでしたが、これがきっと戦争を生き抜いてきた祖父の1番のご馳走だったのでしょう。
豚肉は美味しそうな茶色をしているものですが、塩漬けが長いのか、半分灰色に…
無口だった祖父。
でもスーチカーのことを時々思い出します。
今は父方母方祖父母は亡く。
ですが豚肉料理としてスーチカーは忘れられないものなのです。