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治療(第114話)

これは木原敏江「摩利と新吾」の中のとあるエピソードより着想しました。

本もいいけどマンガのいいところ。
マンガの表現という映像化ができるとこですよね。
木原敏江の摩利と新吾など特に歴史の話(日本も外国も)をよく読みました。
かけあみとか点描とか特に好きなのですが、そうして描かれた壮麗なマンガがまるで一つの映像のように美しいのです。

明治〜昭和の風景風俗などがマンガになってるので、昔の日本はこんなだったんだなあと思いました。特に摩利と新吾を読まなかったら、自分の4コママンガで風景を描けなかったかもしれません。

摩利の外伝とかおもしろいです。タイタニックの話が出てきたり。新吾の外伝もないですかねえ。2人のエピソードまだ読みたいです。
木原敏江のマンガでは美しい男の子が出てくるのですが、女の子たちも強くて芯があってスカッとするので好き。摩利と新吾ではやっぱりひふみちゃんとささめちゃんがいじらしくて好きかも(*^o^*)姫花ちゃんの気持ちもよくわかる。

この時代らへんの男の子同士の恋愛って少女マンガ特有の少女の自己表現とか願望なのかなと思ってきたのですが、最近サロメとか調べてたらオスカー・ワイルドなどの影響もあるのかな時代的に。

オスカー・ワイルドらの世紀末の耽美主義とか終末思想とか世の中とか…があって20世紀初めは谷崎潤一郎とか江戸川乱歩とか(すみません適当に名前出してるだけです何々派とかは勉強してません)…
オスカー・ワイルドの時代は同性愛は犯罪として裁かれていたとか。そのため彼はもともと同性愛者であったものの、時代に反抗する思想としての同性愛者でもあったそうです。

オスカー・ワイルドとかエドガー・アラン・ポーなどの世界観の妖艶だったりエログロだったりのがあって第二次世界大戦後、だんだん自由になるけど、エロや女性や同性愛はまだ閉じられた世界で、でもそこに少女たちは美しさと自由、可能性を見出し、少女マンガの発展となった…

のかな?ちょっと強引すぎましたか。😅


人類は世紀末になると誰もが落ち込むみたいだけど、江戸川乱歩は世紀の始まりにいたし世界大戦も1945年までだし…今のコロナ危機も地球温暖化も2020 年代と、人類滅亡危機は世紀末に限らずやってきそうです…

気をつけねば←どうやって^_^;?

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