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マグロの泳ぐスピード
通訳ガイドのぶんちょうです。11月になり秋が深まる季節になりました。この時期の食べ物は旨みたっぷりになるので、特においしいそうです。
11月の旬と聞いて、すぐに思い浮かべるのはマグロです。築地の市場が豊洲に移転する前は、築地に並ぶ魚の種類が変わることで季節の変化を感じていました。
築地は仕事で何度行っても、全く飽きない不思議な所。そこで訪日外国人をよくお寿司屋さんに連れていきました。日本人も好きですが、外国人にも人気のネタはダントツでマグロでした。生ものは苦手だけどマグロだけはOKな人も多かったです。
ところで、マグロは時速60kmで泳ぐという昔調べた知識で案内していましたが、改めて調べてみると色々な説があり、時速4キロから160キロまで実に様々でした。常に泳いでいないと死んでしまうというのは本当のようです。
言われてみれば、常に160キロで泳ぐのは現実的ではない気がします。どうも獲物を追う時など一時的にその位スピードが出る可能性があるということみたいでした。あのナショジオさんも「マグロは従来考えられていたほど速くなく、ふだんは時速7キロくらい」だとしています。
つまり「カジキ100キロ、マグロ80キロ」の通説は、はなはだしく間違っている。 NATIONAL GEOGRAPHIC
あらららら。間違った知識で案内していました。300kg もある巨体のマグロが広い海を高速で颯爽と回遊する、かっこいいマグロの姿を想像していました。こう言うことも実はガイドあるあるなのですが、調べ物は1回ではいけないといういい例でした。ごめんなさい、私の説明聞いた方。