日本のすごい宅急便
通訳ガイドのぶんちょうです。きのう届く予定の荷物(お正月用品)が今日も届かなかった。大雪のせいである。配達予定日に到着するのが当たり前のようになっているけれど、ひとつひとつの荷物にどれだけ現場の人たちのご苦労があることか。
訪日外国人は荷物が多い傾向があります。初めて来る日本で不安なのでしょうが、沢山の靴や服、こっちのコンビニで手に入るようなものも沢山持ってきます。新幹線のなかでも大きなスーツケースを持っている外国人けっこうみかけますよね。
その理由のひとつが「宅急便を信用してない」ことなんです。
私 「大丈夫だから。ちゃんと着くから」
お客さん「そうなの?やってみようかな」
私 「そのほうがいい!大荷物を持って移動大変だから」
信用してくれた人は「すごい!ほんとにこんなに速く正確に着いた。なんて便利なの!」と絶賛。でも、やっぱり自分の荷物は自分で管理しないと不安な人もいて「とりあえず今回はやめとくわ」とゴロゴロと巨大スーツケースを転がす人も。
海外の宅配事情はあまりよろしくないようで、盗難や、乱暴な扱い、破損、遅配、紛失、など色々あるそうです。その点、日本はすごいですよね。コンビニでも送れるし、ちゃんと家まで荷物を取りに来てくれるし。おかげで私も10日以上留守するときでも、家を出て行くときは近所のスーパーに行くときとほぼ変わらない格好で出かけて、帰ってこれるのです。
数年前、郵便局から手紙が届いたとき、メモがついていました。海外からの手紙でしたが、この郵便物は日本に到着したときに水濡れの状態でした。できる限り乾かして現状復帰を試みましたが、完全にはなっていないのでごめんなさいみたいなことが書かれていました。確かに濡れたものを乾かしたようにパリパリになっていました。すごく丁寧に扱ってくれたんだなと感激した覚えがあります。
新聞配達も丁寧にポストに入れてくれます。海外は家の前にどさっと投げつけて行く感じの場所もあります。それはそれで、なんかかっこいいのですが。日本は雨が降りそうなら新聞をビニールに入れてポストに入れてくれます。
日本人の仕事ぶり、いろいろと思い出し、あらためてすごいなと思います。たった今、大雪のなかを配達してくださっている方、事故のないことを祈っています。
猫の地域経済研究所(ネコノミーラボ)さんの見出し写真のネコちゃんめちゃ可愛い!ありがとうございます。
日本に来る外国人によく聞かれます。「黒い親猫が子どもを口にくわえてる絵の描いてあるトラックたくさん見たんだけど、あれって何の車?」