次の成長のためのタネ探し🌱 わたしたちのブレインストーミングセッション
こんにちは! RAKSUL DESIGN MAGAZINE です。
突然ですが、みなさんはブレスト好きですか?
私は高校でIDEO本に出会って以来、ブレストが大好きです。
私のチームでは、ゼロイチのプロダクトを進めるにあたって、ブレインストーミングセッションを行なっています。今日はどんな風にブレストを進めているか、ご紹介してみたいと思います。
なぜやるのか
具体の前に少しだけ、なぜやるのか、について書いておきます。私のチームは、基本的にはアジャイル / リーンにプロダクトを作ってるので、
想定しているユーザーは、想定している課題を持ってるか
それに対し考えた解決策は、ユーザーに価値があるか
それはスケールするか
という大きく3つのフェーズを仮説を検証しながら進みます。これはこれで良いのですが、少し問題もあります。それは、だんだん頭が硬くなって可能性がせまくなってしまうこと。
だから、プロジェクトのところどころでブレストをエンジニアも含めてやってるというわけです。
ジャンプしたアイディアで次の成長のタネを見つけること。そして固くなった頭を柔らかくしておくエクササイズだと思ってやる感じ。
どんな感じでやるか
まず一番大事なのは、一旦コストや制約を忘れて、肩肘張らないこと。マインドセットです。とはいっても、私も、YEAH!ってノリでグイグイとアイディア出せる時もありますが、テンション低い時はちょっと難しい。そこで私はそれぞれがポストイットを持って、時間制限の中でそれぞれ書くスタイルが気に入ってます。
具体の流れ
さて、では具体どう進むのか。次のようなステップを踏んでます。
UXリサーチ
インタビュー
ペルソナ
ジャーニーマッピング
取り掛かる課題を絞る
いざブレスト!
ユーザーへの理解がブレてると、本当にただの意味のないアイディア出しになってしまう。だから、リサーチは事前にやることを大切にしています。(ここではUXリサーチの細かな点には触れませんが)
その上で、ユーザーにとってビジネスにとって重要度の高い課題を選んでお題としています。
もちろんコストや立場からリサーチを十分にできないことはよくありますね。そういうときも、プロトペルソナや課題などわかっていることだけでも、書き出して議論はできるはず。
やり方
次にあげるものを用意します。
大きなボード
ポストイット
ペン
チームのみんな
狭めの部屋。立って話せるように。
クッキー🍪ピザ🍕コーラにコーヒー☕️ または寿司🍣 (雰囲気によるけど)
まずは、ボードのど真ん中に何を解決したいのか貼ってみましょう。
そしてボードの端にはアイディアを出す軸を書いてみる!そうするとアイディアを出しやすくなりますよ。
アイディアを出す軸は以下の4つにしてみています。
定番
理想
最悪
突飛
なんで最悪なアイディアをわざわざ出すんだって?あえて書くことで、頭が柔らかくなるからです!
この写真の時は「映像を探すUX」ユーザーは映像を探しにくいという課題を選びました。
さて、ちょっと順番が前後するけど、実際には準備が肝心。
メンバーを決める
あらかじめ、やってみたい!と思ってもらう
企画
1時間スケジュールを押さえる (できれば、その後も少し時間の余裕があるといい)
趣旨を説明
こうしたことは事前にやっておきましょう!メンバー集めのときには、ブレインストーミングを楽しめなさそうな人は、そっとしておくのがおすすめ。無理強いしてもうまくいかないし、ポジティブでオープンな雰囲気が大事ですから。
あと、多すぎると収集つけるのが難しくなってきます。限界は7人くらいまで。多い場合はチームを分けてもいいかもしれません。
私のチームは大体以下のような時間配分でやっています。
説明 1分
ユーザーとその課題をシェアする 5分
質問を受ける
それぞれポストイットに書き出す 15分キッカリ
発表 1人3分目安
投票 3分
回収 5分
解散!
アフターパーティ 15分 (意外とここでいろんな話が出てくる、デザイナーはかきとめよう)
整理とシェア 30分
気をつけたいのは意見を撃ち落としてはいけない、ということ。デザイナーは特に気を使おうじゃありませんか。参加者の言葉には強くうなづき、面白かったら声を出して笑っちゃえばいいのです。ファシリテーター役のときのデザイナーの役割は、ヒーローになることじゃない。くだらないアイディアや一見関係ないアイディアを適度に出して、参加ハードルを下げることだと思うのです。
私はポストイットに書いている間からどんどんボードに貼り始めます。最初はバカなアイディアからスタート。そうすると、参加者はそれを見て別のアイディアを思いついたりすることがあります。あ、それ面白い!とか会話しながらやってもいいのです。
最初はうまくいかないかもしれない。隣の人のイケてるアイディアを見て、ほらアイツは才能があるから。と、思う人がいるかもしれない。でも諦めないで欲しいと、落ち着いて話してみましょう。アイディア出しは練習で習得が可能なんですから。
あなたがスポーツ好きなら野球やゴルフをイメージしてみてください。最初から完璧に打てる人なんていない。たとえ才能があっても、基本的なフォームを何度も練習するはず。そして、才能がなくても練習によって上手くなっていく人がいることを、あなたも知っているはずです。
では、ぜひやってみてください!
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