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【KAITOオリジナル曲】屋上 解説

自分で作った曲を自分で解説するコーナー。

今回は爽やかだけど切ない歌、『屋上』。

いきなりですが、歌詞置いていきます。

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題名:屋上
歌唱:KAITO
曲・詞:なまけもんP

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病院の屋上 やけに天気がいい
手すりの向こうで僕は言う
「死後の世界ってあるのかな」
そしたら君はこう言うんだ
「死ねばわかるさ」

生まれ変わったら機械になりたい
こんな張り裂けそうな心なんていらない
何も感じない機械になりたい
そしたら少しは楽になれるかな

病院の屋上 爽やかな風が吹く
手すりの向こうで僕は言う
「僕の人生って意味あったかな」
そしたら君はこう言うんだ
「死ぬまでわからないさ」

もう許してよ もう疲れたよ
こんな世界から一抜けしたいんだ
努力なんて汗臭くて
友情なんて嘘臭くて
勝利なんてただ虚しくて

そしたら君はこう言うんだ
「生きるという罰から逃げるな」
「人生は素晴らしいものなんかじゃない」
「でも生きることから逃げるな」

「英雄になんかならなくていい」
「歴史になんか残らなくていい」
「ただ最後まで命を燃やせ」
「君が生きた証を残せ」

愚者がグシャグシャに顔歪ませて
僕が伸ばした手を君が握った
空が青くてまぶしいせいだ
こんなに涙があふれるのは

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自殺志願者の少年とその友達の会話がテーマです。

歌詞の内容はだいたい私が思っていることです。

生まれ変わったら機械になりたいしこんな世界から一抜けしたいし生きることは罰だと思っている。でも生きることからは逃げられない。

この歌詞だと結局友達が自殺を阻止してくれますが、なんとなく予定調和になってしまって自分でも寒いなと思っています。いえ、自殺されたら困るんですけどもっと何かうまいやりかたがあったんじゃないか。こういう真面目な創作をするたびに自問自答しているのでふざけた歌だけを作りたい。

うーん、音楽的な解説は今回特筆すべきものはないかなあ。

敢えて書くなら今回は珍しくナイロンギター使ったのとパッド代わりにバイオリン使ったことくらい(そもそもパッド自体をあまり敷き詰めない)(のでいつも音がスカスカ)

あと最近意識しているのが同じフレーズを意図的に何回も随所で繰り返すやつ。曲に統一感を出すのと短いフレーズを繰り返すことで印象に残る刷り込み効果。どこまで効果があるのかは知らんけど。

そんな感じです( ˘ω˘ )

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