ボカロ初心者が今までに買った作曲関連の書籍を勝手にレビューしてみんとす
こんにちは。
ボカロPとして作曲するにあたって様々な本を買ったのですが、個人的に「これは役に立った」「これはいまいち……」と思ったものをレビューしていこうと思います。
教本を買う際の参考になればと思います。
私が今までに買った作曲関連の書籍は5冊ほど。
少なく思うか多いと思うかは人それぞれでしょうか。
実は初めての作曲に関しては教本1冊とニコニコ動画の講座シリーズ、あとはネットだけで案外なんとかなりました。
他の4冊はそのあと、さらなる質の向上を目指して購入したものです。
早速見ていきましょう。
作りながら覚える3日で作曲入門 monaca:factory
おすすめ度 ☆☆☆☆
私が初めて作曲するときに参考にした教本。
10日Pさんという現役ボカロPが著したものだけあってDTMerに優しい教え方をしています。
ドラム、ベース、ピアノでのコードの付け方など、打ち込みでの音の重ね方が実にわかりやすい。
自力でコード進行を組む方法まで教えてくれるスグレモノ。
後半になると実践的な少し難しい内容も出てきますが、最初はあまり気にせず簡単な曲を数曲作れば少しずつ理解できてくると思います。
星が1つ少ないのは、ボカロに歌わせる歌詞やメロディの作り方について少し足りないかなと思ったからです。(まあ『作曲』だからそのへんはカバーできなかったのかな?)
私は『入門さえできない人のための作曲講座』シリーズ(ニコニコ動画の講座シリーズ)を合わせて履修することでカバーしました。
知識ゼロからはじめるボーカロイド作曲講座 竹内 一弘
おすすめ度 ☆☆☆
これも10日Pさんが竹内一弘氏と共著した本です。
が、正直なところ知識ゼロで理解できる内容じゃないし全然初心者向けじゃない。
ただ、Aメロ・Bメロ・サビ向きのメジャー・マイナーのおすすめコード進行やロック・テクノ・ボサノヴァ・R&Bなど曲調に合わせた楽器の打ち込みパターンなどが載っているので、ある程度作曲に慣れてきたら参考にするようになりました。
少なくとも初めての作曲で買うべき本ではないかな~と思います。
よくわかる作曲の教科書 (ゼロからすぐに身につく本) 秋山 公良
おすすめ度 ☆☆☆
図書館で借りて気に入ったので購入。
『3日で作曲入門』より更に詳しくわかりやすく作曲の技法が載っているので、ある程度作曲に慣れてきたら購入してもいいかも。
少し実践的でとっつきにくく感じるかもしれないけれど、『3日で作曲入門』ではカバーしきれなかったところを詳しく教えてくれる良書だと思います。
譜例がたくさん載っているのもわかりやすくていい。
ゼロからの作曲入門~プロ直伝のメロディの作り方~ 四月朔日 義昭
おすすめ度 ☆☆☆
図書館で借りたあと購入した本その2。
曲先・詞先の両方の作曲法が1冊に載っているので便利。
作曲における縛りプレイの方法が載ってるのも面白い。
こちらの本は『歌』に重点を置いて教えてくれる印象。
漫画を入れてみたり、作曲初心者にとっつきにくい印象を与えないように気を使ってる優しい感じがします。
歌詞にメロディーをつける方法も解説してあって個人的に好印象です。
ただ、バックミュージックの作り方というか、ドラムの入れ方などが書いてないのでこの本だけで曲を作ろうとすると難しいかも……
作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~ 仰木 日向
おすすめ度 ☆☆
前々からタイトルだけは知ってて気になってた本。
読んでみた感想は、正直この本だけでは作曲はできないと思う。
どちらかというと作曲における心構えというかマインドセット的な意味で面白い読み物。まあラノベなのでこれだけで曲が作れると期待しないほうがいいかな。
と、ひとまず2019年1月現在、この5冊の本と講座動画、あとはネットでやりくりしています。
グーグル先生に『作曲 ハロウィンソング 作り方』みたいに訊いてみれば、その曲調に合わせた作り方を色んな方々がサイトやブログに掲載してくださっているのでありがたく参考にさせていただいています。
こんな感じで、また新しく作曲関連の書籍を買ったらその都度レビューしようかなと思います。
今回レビューした中で気になったご本などございましたら実際に手にとって見るのが一番かと思います。
結局使えるかどうか最終的に判断するのは自分自身。
ならレビューした意味は……? と思いつつ、ここまでお読みくださりありがとうございました。