別離(KAITOオリジナル曲)解説

自分で作った曲を自分で解説するコーナー。

なんかこの解説記事書くのも久々な気がするな。月1しか動画投稿してないからな。

今回は『別離』、別れの曲です。
春は別れの季節と申しますね。まあもう5月なので北海道以外はほぼほぼ桜散ってると思いますけど……。

今回の動画の挿絵はomu様よりお借りいたしました。
素敵なイラストをありがとうございます。
ピアプロ:https://piapro.jp/t/DZ6a

この曲は私の学生時代の記憶の一部ですね。
別に親友というほど深い仲ではなかったけど、担任や他の女子に呆れられたのは実話。

歌詞載せとこ。


題名:別離
歌唱:KAITO_V3
作詞・作曲:なまけもんP

おんなじクラスの可愛いあの子が
遠くへ転校するらしい
あの子を囲んで「寂しくなるね」
どうせすぐ忘れるくせに

女子の群れを眺める僕
「行かないのか?」と尋ねる担任
作り涙が僕を見る
僕は冷めた目で見ていた

寂しくないわけないでしょ
悲しくないわけないでしょ
その子は僕の親友なんだから

あの子は笑っていた
涙こらえて笑っていた
ならば僕が泣くわけにいかないでしょ

苦笑いしてる担任
「薄情者」と罵る女子
困ったように笑うあの子
それ以上苦しめないで

あの子が僕に歩み寄る
僕は何も言わなかった
あの子が右手を差し伸べる
僕は何も言えなかった

ふたりで黙って握手して
それで全部伝わった
「生きてればまた逢えるさ」と
ひねくれて肩を叩いた

人間には『慣れ』という悲しい機能がついていて
君のいない空白はなんだかんだで埋まってく

だけど忘れない、忘れるもんか
僕の親友は君ただひとりだったのだから

家に帰って部屋の中で
僕は誰にも知られず泣いた


どんなに仲の良かった人がいなくなろうが、人はそのうち慣れるもんなんです。
私ももうそれなりの歳なので、何度も別れを経験してきました。
家で動物を色んな種類飼ってたこともあり、死別も多かったです。
でも最愛のペットを亡くしても、それほど悲しいと思ってなくて。
多分、生前いっぱい遊んだから、あんま寂しいとか思わないんですけど。
だからペットロスとかはなくて、いつかまた会えたらいいなあ、程度。

SNS時代になって、人との別れって結構簡単に出来ますよね。
気に入らないやつはブロックすればいいし、何もかもにうんざりしたら、アカウントごと消して逃げちゃえばいい。
別にそれをどうこう言うつもりはありませんが、人との縁って案外簡単に切れるんだなあと思っています。

でも、私の時代でSNSが出来たのって、大学生くらいのときだったかな。
この曲での時間軸は高校生くらい。
あの頃は携帯のメールか手紙くらいのものでしたが、学生時代は携帯を持たせてもらえなかったし、手紙を書こうにも引越し先の住所もわからない状態での突然の別れで。
もう何も連絡する手段はなかったけど、最後の挨拶もまともに出来なかった。
「まあ、生きてればまた会えるでしょ」って、歌詞のまんま。

それ以来、その子とは連絡を取ったことはありませんし、生きてるかどうかさえわかりません。
まあ、別にそんな頻繁に会話をするような仲でもなかったしいいんですけど。
私は結局作り涙で寂しそうなふりをしてた女子の群れと何も変わらなかったんですよね。

おわりです。


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