見出し画像

【KAITO】選ばれなかった僕たちは【オリジナル曲】解説

自分の作った曲を自分で解説するコーナー。

今回はKAITOが歌ってくれた切ない未練の歌です。

まずはいきなり歌詞から載せちゃいましょうか。

-----

題名:選ばれなかった僕たちは
作詞・作曲:なまけもんP
歌唱:KAITO_V3

街灯の下 暗い夜道を歩く
青白い雪虫が ぽつりぽつりと飛び交う
今年も君を失くした冬が来る

愛されたかった
君の特別になりたかった
君と一緒にいたかった
君に認めてほしかった

『選ばれし者』なんてなんだか中2クサいけど
それでも僕は君に選ばれたかったよ

街灯の下 しんしんと雪が降る
僕はなんだか眠くて いっそこのまま
地面に倒れ伏して永遠(とわ)に眠りたい

愛されたかった
誰かの特別になりたかった
誰かと一緒にいたかった
誰かに認めてほしかった

『誰か』なんて言うけれど
選ばれなかった奴同士で
傷舐めあっても虚しいだけだな

選ばれなかった僕たちは
選ばれし者になれなかった僕たちは

愛されたかった
君に選ばれたかった
君が、君が良かったんだ
君と共に生きたかった ああ

認識されなければ存在しないのと同じなら
僕はもういなくなってもいいよ

-----

シンプルに悲恋というか身もふたもないこと言うとフラれた歌なんですけど、「愛されたかった」「君の(誰かの)特別になりたかった」「選ばれたかった」とひたすらに女々しく歌う、そんな感じです。

秋から冬に変わるアンニュイな感じが出せてたらいいな~と思います。雪降らなきゃいいのに。(北国感)

使用した楽器はDominoで確認したところ、ボーカル、ピアノ、ベース、ドラムと楽器構成自体はシンプルなんですけど数というか種類が多い。
サビでボーカルが上と下でハモるのでボーカルトラックが3つ、ピアノはコード弾きとメロディ弾きで2つに分かれていて、ベースに至ってはオク上とオク下にも使ってるので驚異のトリプルベース。低音の安定感がすごい。
ドラムは1つです。

トリプルベースに関しては何を考えてそんなことしたのか思い出せないんですけど、多分実験。音楽に関してはまだまだド素人なので色々試行錯誤してるところです。C0まで行くともうベースの音もそんなに聞こえないと思うんだけどなあ。

作曲ノートを開いて確認してみたんですが、見たことないコード進行が羅列されててびっくりしました。出典元くらいちゃんと書いとけ。

何しろこの曲作ったの今年の2月とかなんで(作った曲を順番に動画にして投稿しているわけではなく、季節やイベント、ボカロの出番のバランスなどを考えて順番が前後している)その頃何を考えて曲を作ってたのかなんにも覚えてないんですよね。作曲ノートにもテーマが「悲しい曲 ドマイナー せつない」の一文しか書かれていない。謎。

ただこの曲の自分で好きだな~って思うポイントは、最後の「認識されなければ存在しないのと同じなら 僕はもういなくなってもいいよ」って歌詞でコード進行がずっとマイナーだったものがいきなりメジャーコードになるんですよね。本来悲しい言葉を歌ってるのに曲調は明るいってちょっと良くないですか。自分がいなくなることを肯定してる感を音で表している。逆に切ない。良い。

ちなみに作曲順で曲を聴きたい方はピアプロがおすすめです。曲を作ったら逐一載せているのでちゃんと作曲順になってるはず。まだ動画になってない歌もたくさん眠っていますので是非に。
https://piapro.jp/craze903

いいなと思ったら応援しよう!