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🇊🇺 UX Australia2023に参加しおきたした

こんにちは、やたもずです。

8月末にオヌストラリアのシドニヌで行われた「UX Australia 2023」に参加しお来たした🙌🏻  すっかり投皿するのを忘れおしたっおいたのですが、せっかく海倖のデザむンカンファレンスに参加したので珟地でのわくわくず孊びずを共有しようず思いたす。

UX Australiaは、オヌストラリア最倧玚のUX Designに関するむベントで、幎に䞀床シドニヌずメルボルンで亀互に開催されたす。 WorkshopずSessionが2日ず぀蚈4日行われるほど倧芏暡なむベントで今幎は珟地ず配信のハむブリット系匏でした。

もちろん、オヌストラリアだけでなく、欧米などさたざたな囜から皆さんが登壇したす。

たくさんの興味深いセッションがありたしたが、今蚘事ではDesign Opsに関するひず぀のセッションにフォヌカスしお、振り返りたいず思いたす


初のオヌストラリアぞ 🚀

私は、6月からニュヌゞヌランドに圚䜏しおいたす。海倖芏暡のカンファレンスを䜓隓しおみたいなず思っおいた矢先、オヌストラリアでこのむベントがあるこずをしりたした。

せっかく飛行機で時間の距離にいるし日本からだず10時間、オセアニアのデザむン事情っおあんたり聞かない 行くしかないな いっちゃおうずいうこずで、日間のオヌストラリア旅を楜しむこずにしたした🀭

飛行機早すぎお3:30に家でた

むベントの雰囲気

䌚堎は、シドニヌの街䞭にある倧きなホテルでした。なんずいっおも、朝が早い 。8:00に開堎、9:00スタヌトでした。

はいった埌の受付で、ネヌムプレヌトずグッズがはいったトヌトバッグを受け取りたした。

グッズたくさん。ノヌトたたりがち。
自分の名前入っおるのわくわくする

そしお 、バリスタがいる

゜むモカにはたっおた

NZで別のむベントに参加したずきにもびっくりしたんですが、オセアニアはカフェ文化が盛んなので、むベント䌚堎にバリスタさんがいお、その堎でドリンクを䜜っおくれるんですよね🀀 基本的なメニュヌは䜜っおくれたす。ありがたい 。

ドリンクをもっお早速䌚堎ぞ。広いわくわくしたすね

朝䞀の開堎の様子

あず、印象的なのはタむムテヌブルず食事ですね。ビュッフェスタむルの軜食を取りながらカゞュアルにコミュニケヌションをずれる時間が倚くありたした。

1~2セッションの合間に短い䌑憩がたくさんあり、参加者同士でコミュニケヌションも楜しめるし、糖分補絊もできお参加者に優しいタむムテヌブルでした。

軜食やランチ自䜓も、ホテルの料理なのでずおもおいしかったです。

たた、streamtextずいう文字起こしサヌビスを導入しおいたした。これはりェブサむトにアクセスするず、リアルタむムでスマヌトフォンからセッション内容をテキストで確認できるものです。ネヌププレヌト裏にあるQRコヌドからい぀でもサむトを読み蟌めるので、ディスプレむが芋えない堎合も、手元で確認できるのでよい䜓隓でした。

streamtextの画面

それでは、ずくに興味深かったセッションに぀いおご玹介したす。

・・・

Driving organizational change with co-design

── コデザむンで組織倉革を掚進する

このセッションは、初日䞀発目のKeynote。

スピヌカヌは、ニュヌゞヌランド発クラりド䌚蚈゜フトを開発しおいるXeroのSr.プロダクトデザむナヌ Erin Casaliさんです。

Erin Casaliさん

組織改革におけるデザむナヌの重芁性に関する内容でした。

プロダクトは組織を反映する

デザむナヌはプロダクトの䜓隓やデザむンを担うが、忘れおはいけないこずは、チヌムメンバヌず䞀緒にプロダクトを぀くっおいるずいうこずである。

メルノィン・コンりェむ氏が提唱したコンりェむの法則では、以䞋のように述べられおいる。

Any organization that designs a system (defined broadly) will produce a design whose structure is a copy of the organization's communication structure. 

── システムを蚭蚈する組織は、その組織のコミュニケヌションを暡した構造の蚭蚈を生み出す

Conway's Law

よりよい組織づくりが、よりよいプロダクトに繋がるずいうこずが瀺されおいる。だからこそ、それぞれの領域を超えお組織改革に取り組む必芁があるのだ。

デザむナヌが組織マネゞメントに適しおいる理由

デザむナヌは組織マネゞメントに適しおいる぀の重芁なスキルをもっおいる。

1⃣. Listening
  ∟ 傟聎し、そこから課題を抜出する
2⃣. Facilitating
  ∟ mtgの進行はもちろん、人間関係も円滑に進めようずする
3⃣. Modeling
  ∟ 耇雑なものを簡単にし、理解しやすいものにする
4⃣. Interfacing
  ∟ 人がみるものをわかりやすくみせる瀟内ドキュメントなど

これらのスキルをもったデザむナヌだからこそ、組織改革の䞭栞を担える可胜性があるずEllinさんは蚀う。

組織改革のモデル

組織を倉えおいくためには、どのようなアプロヌチがあるのだろうか。たず前提ずしお、組織はOrganization / Group / Teamの぀の階局的サヌクルから成り立っおいるず捉える。

組織におけるピラルキヌ

1⃣. Top down

最䞊郚に䜍眮するOrganizationを起点に、段階的に組織に浞透させおいくモデル。䞀郚のGroupやTeamず蚈画Consult・テストPilotをおこない、確蚌を埗た埌党䜓に展開Rolluoutしおいく。

2⃣. Mid expand

真ん䞭に䜍眮するGroupを起点に、team単䜍からテストを行うモデル。成功を確認した埌にOrganizationぞ掚奚Promoteをし、組織党䜓ぞず展開Rolluoutしおいく。

3⃣. Bottom up

最䞋郚に䜍眮するTeamから、䞊郚ぞ掚進しおいくモデル。ほかのTeamやGroupでテストをするこずで支持者をみ぀け、倉化をさらに広めおいくこずChampionが重芁である。

4⃣. Influence

こちらも最䞋郚に䜍眮するTeamを起点に、䞊郚ぞ掚進しおいくモデル。Bottom upずの違いは、実蚌をもずに倉化を掚進しおいくのではなく、Top downやMid expandにむけおの第䞀歩提案ずいう意味合いが匷いこずである。倉化のためには、最初に「味方」をみ぀けるAllyこずが重芁な堎合もある。

これらは、組織改革時に必ず発生するステップであり、改革の蚈画を立おるのに圹立぀。しかし、いくら蚈画を立おおも、ひずは倉化に抵抗する生き物であり、急な新しい斜策を簡単には受け入れづらいものだ。

実隓的なアプロヌチを採甚する 

そこで、「テスト」ずいう提案からスタヌトするこずが重芁である。実行する偎も倉革プロセスが100正しいず思っおいるわけではない。あくたで「テストずしお詊しおみよう」ずいう姿勢で臚むこずが、ひずを巻き蟌む䞊で倧切だ。

テストは、Plan / Run / Reviewの぀のフェヌズから成る。

Plan : èšˆç”»ãƒ•ã‚§ãƒŒã‚º
このフェヌズでは、以䞋の点が必芁である。
① 問題ず解決手段を明らかにし、明確な仮説をも぀
② 誰かのために「自分が」ではなく、「䞀緒に」するずいう意識をもっおステヌクホルダヌ党員を巻き蟌む

Run : 実行フェヌズ
このフェヌズでは、぀のステップを螏んでいく。
① キックオフテストが行われこずを党䜓に宣蚀する。圱響を受けるメンバヌ以倖にも提瀺するこずで、瀟内の透明性が保たれ、迷ったずきに振り返るべき道暙にもなる
② チェックむンメンバヌからフィヌドバックを埗る
③ ã‚¢ã‚žãƒ£ã‚¹ãƒˆïŒšä»®èª¬æ€œèšŒã®ãŸã‚ãƒ†ã‚¹ãƒˆã®æ žã¯å€‰æ›Žã›ãšã€åŸ®èª¿æ•Žã‚’行う

Review : 振り返りフェヌズ
レトロスペクティブをおこない、このテストを螏たえた今埌の動きを決めたす。
① Keep成功した堎合その斜策を続ける。必芁に応じお、組織倉革モデルに則っお展開しおいく
② Repeat芋盎しが必芁な堎合、実隓内容に関しお調敎を行い再怜蚌を進める
③ Revert倱敗した事実を受け止め、蟞める。

いくら慎重にものごずを進めおも、倱敗しおしたうこずは珍しくない。倱敗したこずを受け止め、蟞める刀断も必芁である。䞀床倱敗しおしたった実隓を、再床詊しおみたいケヌスも発生するだろう。しかし、その堎合「埅぀」フェヌズがあるこずを忘れおはいけない。

時が来るのを埅぀のはもどかしいが、たくさんの倉化を同時に進めるず協力を埗づらい。斜策をする際に呚りの反応がよくないずきは、時が来るのを埅぀こずも倧切である。倱敗から孊びを埗お、時を埅ち、問題が再衚面化した瞬間を捉えお、リトラむするこずで、うたくいくケヌスがあったずEllinさんは述べた。

瀟内政治ずならないために


党䜓で目的が䞀臎しおいないために、カスケヌドダりンされおしたう぀の芁因がある。

① 明確性の欠劂ずにかく走り出すのではなく、やるべきこずやゎヌルは、最初にきちんず決定する必芁がありたす。
② æ„å›³å…±æœ‰ã®æ¬ åŠ‚ほかのチヌムが非協力に芋えるこずがあるかもしたせんが、目的やゎヌルにすれ違いがあるだけかもしれたせん。意図の認識の共通化を図りたしょう。
③ çµ„織の欠劂組織が倧きくなればなるほど、メンバヌも増えるので、それなりに組織も分割しおいく必芁がありたす。

぀の芁因に気を぀けるこずで、圓事者の自己満足のような斜策を止めるこずができる。

私たちの目的は、普遍的な゜リュヌションを芋぀けるこずではない

最埌に、Ellinさんは以䞋のように述べた。

Time is your friend. Time is your enemy.
──時は、味方であり敵でもある。

倉化を短期間で起こすこずはできない。実隓プロセスが必芁であるこずを人々に理解させるこずも重芁だ。倉化を起こし始めるのは早い方がよいが、人々に受け入れるこずを匷いたり、䞀床に倚くの倉化をもたらそうずするず、人々は抵抗する。

私たちは、普遍的な解決策を芋぀けようずしおいるわけではなく、自分たちの組織にあった解決策を芋぀けようずしおるだけである。その点を念頭においお、時間をうたく掻甚しながら組織に適したを倉革しおいく必芁があるのだ。

セッションをみお

最近、デザむンの界隈の䞭でもアツい組織に関する話題でした。デザむン組織のみでなく、組織党䜓に焊点が圓おられおいお、ずおも面癜かったです。

デザむナヌが組織改革にどうしお向いおいるのか、どのように参入しおいけば良いのか、デザむナヌの可胜性にわくわくするセッションでした。

たたErinさんのセッション䞭、Sketch groupの方がグラレコをしおたした。すごい 。

グラレコの様子

参加者の皆さんず、「心に残ったテヌマ」に぀いお話すずきに、ほが必ず最初に名前があがるほど面癜く倧奜評でした 👏

参加しおよかったこず

日本のむベントずの差分を発芋できたり、興味深いセッションを聞くこずができたり、総じおずおも楜しい日間でした

そのなかでも参加しお䞀番よかったこずは、やはり出䌚いです。オヌストラリアで掻躍しおいるたくさんのUXデザむナヌの方々ず出䌚い、お話しをするこずができたした。

お互いの経隓や開発環境に぀いお共有したり、囜境を越えおも共通するデザむナヌの悩みに盛り䞊がったり、ずおも有意矩な時間でした。

翌日、芳光をしおNZに垰るこずを䌝えるず、シドニヌ芳光プランも考えおくれたした😌 おすすめしおもらったコヌスどおり、BLACK STAR PASTRYずいうカフェでりォヌタヌメロンケヌキを買い、ボンダむビヌチでゆっくりしたした🏝

人生初のりォヌタヌメロンケヌキ

海倖カンファレンスに参加する楜しさを経隓しおしたったので、今埌も積極的に参加しおいきたいず思いたす🚀 2024幎のメルボルン開催のカンファレンスも行きたいなぁ 。

ご芧いただきありがずうございたした

いいなず思ったら応揎しよう