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【TradingView】スイングハイローに基づいて押し安値・戻り高値を描写するインジケーター (4/22更新)

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こんにちは、rakkosanです。

スイングハイローに基づいて押し安値・戻り高値を描写するインジケーターを作りました。

我流で作って、課題も残っているのでTest ver.としています。


rakkosan Swing HL Test ver.

スイングハイローに基づいて押し安値/戻り高値を描写します。
下記機能も実装
・新高値/新安値を描写
・押し安値が出ているときは買い目線、戻り高値が出ているときは売り目線として背景色を変化
・現在値から押し安値/戻り高値、新高値/新安値までのPips数を表示
・ハイローを結んだZigzagラインを描写
・押し安値/戻り高値、新高値/新安値間のフィボナッチリトレースメントを描写
 (0.236 , 0.382 , 0.5 , 0.618 , 0.786)

スイングハイローとは

一定のルールに基づいて高値安値を定義することで、一貫したチャート分析ができます。

スイングハイ
高値が左右n本の高値と比べて高い

スイングロー
安値が左右n本の安値と比べて低い

たとえはn=6とした場合、、、

スイングハイロー


スイングハイロー

高値と安値が一目で分かります。

ちなみに、スイングハイローをさらに細分化して、
前回のスイングハイより高いスイングハイをHH(High High)、低いスイングハイをLH(Low High)、
前回のスイングローより低いスイングローをLL(Low Low)、高いスイングローをHL(High Low)としました。

Zigzagライン

さらに、スイングハイローをラインで結ぶと波動が分かりやすくなります。


スイングハイローについてはこちらのサイトが参考になります。

押し安値/戻り高値とは

押し安値
上昇トレンド中の新高値を更新する波の起点となった安値。
新高値が更新される度に押し安値も更新される。

押し安値

戻り高値
下降トレンド中の新安値を更新する波の起点となった高値。
新安値が更新される度に戻り高値も更新される。

戻り高値

トレンドの転換

押し安値ブレイク

上昇トレンド中の押し安値をブレイクするとトレンド転換の可能性。
買い目線から売り目線に切り替わり、押し安値ブレイクの起点となった高値が戻り高値となる。

戻り高値ブレイク

下降トレンド中の戻り高値をブレイクするとトレンド転換の可能性。
売り目線から買い目線に切り替わり、戻り高値ブレイクの起点となった安値が押し安値となる。

戻り高値ブレイク

上昇トレンド中は押し安値を更新していき、押し安値をブレイクすると戻り高値が発生、下降トレンド中はその逆なので、押し安値/戻り高値はチャート上に常にどちらか1つだけ存在するイメージ。

押し安値/戻り高値についてはこちらのサイトが参考になります。

インジケーターで押し安値/戻り高値を表示したい

上記のルールで押し安値/戻り高値を見つけるのは意外と面倒くさい作業です。

トレーディングビューで押し安値/戻り高値を表示してくれるようなインジケーターはあるのかもしれませんが、探した限り自分のイメージにあったものが見つかりませんでした。

noteで近いものを公開されている方がいましたがやはりイメージとちょっと違いました。

MT4のインジケーターなら、参考にさせていただいているサイトで販売されています。

MT4で探せば何かしらありそうですが、使いたいのはトレーディングビューです。

欲しいものが無いなら作るしかない!ということで作ったのが『rakkosan Swing HL Test ver.』です。

特徴の紹介

自分が欲しいと思った機能を盛り込みました。

押し安値/戻り高値ラインを表示

押し安値/戻り高値ライン

スイングハイローが確定する度に押し安値/戻り高値を判定します。
基本的に押し安値が表示されているときは買い目線戻り高値が表示されているときは売り目線です。

新高値/新安値ラインを表示

新高値/新安値ライン

スイングハイローが確定する度に新高値/新安値を判定します。

買い目線/売り目線で背景色を変化

背景色

売り目線は背景が赤、買い目線は背景色が青になります。
押し安値/戻り高値ブレイクからスイングハイロー確定までの間は薄い色にしました。

現在値から押し安値/戻り高値、新高値/新安値までのPips数を表示

Pips数

利確/損切の目安に使うので、押し安値/戻り高値、新高値/新安値までのPips数を表示します。
計算するひと手間を省きました。

ハイローを結んだZigzagラインを表示

Zigzagライン

波が分かりやすくなります。

押し安値/戻り高値、新高値/新安値間のフィボナッチリトレースメントを描写

フィボナッチリトレースメント

押し戻りの目安に使うため、フィボナッチリトレースメントを表示します。

トレンド系のインジケーターと併用

トレンド系のインジケーターと併用することで、チャート分析が捗ります。

トレンド系のインジケーターと併用

今後の課題

処理で悩んでいるのは下記の3点です。

スイングローが続いたときにどこを起点とする?

どっちが起点?

現状は直前のスイングローを起点としているので右の安値を起点として押し安値を設定しています。

起点という意味では左の安値でも良い気がしますがこの場合どうしたらいいか迷います。

とはいえせっかくスイングハイローのルールで安値を定義しているので、直前のスイングローを採用しています。

少しでもヒゲでブレイクしたら目線転換

ヒゲでブレイク

現状のルールでは少しでもヒゲでブレイクしたら目線転換します。
何かしらの処理が必要なのでしょうか、、、。
ヒゲでブレイクしたけど、ダマしとなって逆行したらそれそれでシグナルな気がします。

スイングハイローが確定したタイミングで判定処理

更新のタイミング

高値更新後のスイングハイ確定時に押し安値の判定処理をするので、押し安値を設定するタイミングがちょっと遅れます。
高値更新時に押し安値の処理も考えましたが、滅茶苦茶になりそうな気がしたのでスイングハイロー確定時にしました。

おわりに

今回は自分が欲しいインジケーターができて満足しています。
今後も細かい点の調整や、シグナル・アラート機能、MTF機能の実装等をしていきたいと思っています。

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更新情報

2024/2/29
高値安値更新時の1本目のロウソク足で、フィボナッチリトレースメントの延長線が真下に延びてしまっていたのを修正。

2024/3/10
ヒゲの処理、更新のタイミングを改善したver.2を作成しました。

2024/3/16
マルチタイムフレームに対応したver.2を作成しました。

2024/4/22
押し安値・戻り高値を判定するロジックを改良し、リクエストいただいた機能を盛り込んだのでver.3として作り直しました!



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