
せっかくだから住環境を考える~風水に興味ある?~
私は、時々、リクエストがあった時に、風水鑑定をしています。「風水鑑定やってますー」と看板をあげている訳ではないので、私が風水をしている事を知っている人は少ない。それでも時々、友人から「風水見てほしいって人いるんだけど・・・」とお声をかけて頂くことがある。
私が風水に興味を持ったのは、自宅の建替えのためだ。設計事務所に勤務していた頃は、風水を考慮して建物を計画するなんて、考えもしなかった。依頼主で風水をリクエストする人もいなかった。
それなのに、一から建てる自分の家のこととなると、目に見えない世界の事が気になる気になる。「風水の分かる建築士も特徴があっていいよなー」若干不純な動機も重なって風水を学びだした。
「風水」とはなんぞや?
人間の身体には、気の流れる「経脈」というルートの上に「経穴」いわゆるツボと呼ばれるポイントがある。
大地にも同じように、気の流れる「龍脈」というルートの上に「龍穴」と呼ばれるスポットがある。
風水は、龍脈=大地の気の流れをみて、龍穴=ツボとなるスポットの調整を行い、大地の気を活用する方法。
「まずは寝る場所を確保することが一番大事です」
風水を学び出して最初にやったのが、ベッドを寝るために最適な場所へ移動したこと。私は最も避けるべき場所で寝ていたことが判明して冷汗が出た。
それでも最初は半信半疑。寝るために最適と判断された場所は、荷物が山盛りで納戸のように使っていた部屋だった。「この荷物全部移動するなんて、正直面倒くさー」とは思ったけれど、ベッドを移動するだけ、お金もかからないし、部屋も片付く。四の五の言わず、やってみた。
仕事をしている人なら特に大事!なんせ家にいる時間のほとんどは睡眠に使っているのだから。家で過ごすほとんどの時間は「運」の積み上がる場所にするべきということ。
寝ている間は、人間が最も無防備になっている状態。だから余計に「運」の上がる、寝るべき場所で寝る必要がある。
「寝るために最適な場所で寝る」これが結構じんわりと効いてきます。実感です。この頃からじんわりじんわり流れが変わってきたのだと今振り返ると分かります。
小さないい事に気が付くようになって、それが積み重なって、少しづつ大きな流れになってくる、そんな感じです。
「やっぱり気の流れってのはあるんだなー」
風水は知らなくても問題ないもの、でも知らないより知ってる方がお得な人生を過ごせるツールのようなもの。
「寝るために最適な場所」がない家というのもあります。その場所が、お風呂やトイレ、台所にあたってしまうと、寝る場所がない家となってしまう。
風水鑑定を依頼されて一番辛いのが、「寝る場所ない」家の場合。だから、鑑定依頼を受けると、正直ドキドキする。私は幸い今まで看させていただいた家の全てが「寝る場所がある」家だった。
今日は2020年最後の風水鑑定。今日のご依頼人さんの家にも「寝る場所」はあった。よかった。それを聞いたご依頼人さんが「この家にしてよかったぁ」とホッとしたお顔。このお顔を拝見するのが、私の一番の喜びかな。
でもね、ご依頼人さんにはいつもお伝えしている事なのですが、寝るに最適な場所があったとしても、汚部屋では運は上がりません。
風水の基本は気の流れです。気を心地よくサラサラ流してあげるためには、整理整頓、掃除が基本です。物は少なめ、風が通る、気が流れる、風水やら「寝る場所」やらなんかより先に、まずは整理整頓された居心地いい環境を整えることが一番重要なんです。
(っと自分自身にも言い聞かせております。物はほっておくと、どんどん溜まります。意識して選択と決断をする、こんまり流で言えば、ときめくものだけを残す、です!)
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