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スイッチの入らない男とは常夏の島に住んでいる状態かもしれない
まさかねー、2日連続で「最近スイッチはいらないんですわー」男と話すことになるとは思わなかった。
男Aの言い分
「そりぁね、僕たちを成長させようと思って、こんなシステムにした事は理解してるんですよ。やらない僕らが悪いってのも分かってるんですけどね」
「何かスイッチオフになったキッカケ、思い当たる?」
「そうだなぁ、5万円のペナルティを払いたくないばっかりにアクセク動く自分や周りの奴らを見てると、なんてちっちぇー人間なんだって、ヤル気が失せるんですよね」
男Bの言い分
「スイッチがね、ホタルスイッチの緑ランプぐらいになったのが、もう10年ぐらい前かなぁ。それでも細々点灯してたんですよ。それが、ここ3年ぐらいで完全に消えてます」
「週末はね、孫と自分の子供たちと海の家に行って過ごしてるんですよ。釣りして、魚さばいてるとこを孫が図鑑片手にジーと見てるんですよ。かわいいですよ」
実は、この2日の間に、この2人とは正反対の、常に一定のスイッチオン状態男とも話をした。「テンションがいつも一定なのは何故なの?」
「たぶんねー、若い頃世界中を仕事で回って、最低最悪と最高を全て見て体験したからかなぁ。東南アジアでは貧乏どん底の人とか、何でか知らんけど顔がぶっ壊れてる人に出会ったり、怖い目に会ったり、ヨーロッパでは大金持ちの知り合いできたり。」
「日本ってホント幸せな国やなぁと、何したって命とられる事はないし」
「だから何も考えんと、気楽に生きてるからかな」
そーいえば、男 A・Bの共通点は、今までの人生の中で海外との接点があまりない事が浮かび上がる。
日本という環境の中での経験しかない。
人間は、居心地のいい環境にばかりいると進歩も発展もない、遺伝子的にそうなっていると聞いた。
例えば、ハワイのような温暖な場所で、山に行けばフルーツが、海に行けば魚がとれるような場所で、スーツに身を固めてパソコンをパシャパシャして仕事をしようなんて気にはならない。Tシャツに短パンで、ただただ昼寝でもしていたいとなる。
男 A・Bは、ハワイにいるようなものなんだろうか?
人間の進化は寒い場所に移動したところから始まったという話を聞いた。
身体を寒さから守るため毛皮をまとうようになり、常に食べ物を捕獲・収穫できる訳ではないから保存食を考え出した。
常に一定のスイッチオン状態男は、過酷な環境を体験し学んだからこそ、スイッチオフモードのない、気分にムラの無い状態を保てるのかもしれない。
更に言えば、スイッチオン状態とは、ヤル気満々の猪の様な状態ではなく、
「だから何も考えんと、気楽に生きてるからかな」
これぐらいの状態を保つことこそが、究極のスイッチオン状態なのかもしれない。
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