せっかくだから住環境を考える~2050年家は必要なくなる?~
「ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」
ムーンショット目標、これ知ってますか?私は最近この言葉を聞いて、内閣府のホームページを見て、びっくり仰天。こんな世界を国が考えているとは、しかも約30年後の世界、ワタシ、まだ生きてる可能性大。
「ムーンショット」という言葉は、第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが行ったアポロ計画に関するスピーチに端を発した、「月へ向かってロケットを打ち上げる」ことを意味するそうだ。
現在では「とても困難だが実現すれば大きなインパクトのあるワクワクする壮大な目標や挑戦」を指す言葉として使われている。
人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現、かなりインパクトはあるけれど、ワクワクするかどうかは、かなり個人差のある目標。
こうなると、いったいどんな場所で生活しているのか、どんな空間で暮らしているのか、さっぱり想像できない。
「家」という現在の概念はなくなるのかもしれない。「家」どころか、現在常識とか当たり前とか考えていることが、徐々に変わっていくんだ。
携帯電話の変化を見ても、
1985年 日本初の携帯電話のレンタルが開始
1992年 NTTドコモ誕生
2007年 appleが初代iPhoneを発表
そして現在、スマートフォン無しの生活は考えられなくなった。約30年で固定電話からスマートフォンへ移行している。家で黒電話を使っていた時代を経験した私としては、あの頃電話を持ち歩く世界なんて想像も出来なかった。
でも、これから30年間の変化は、電話どころの騒ぎじゃない。
内閣府のホームページには、こうも書かれている。
「2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する」
2030年って、あと9年後だよ。
これが本当なら、自分の身体や脳みそを使って、時間の制約を受けながらも、悩んだり楽しんだり、人と触れ合ったり旅行したり、空間を体感したり、こんな経験をできる期間は今しかないんじゃないかと考えてしまう。
「凹んだり悩んだり、貴重な体験してたよな~」「なつかしい」って言ってるのだろうか??