シルクのパジャマ、効果あり！

私は今まで「パジャマ」という衣服とは無縁で暮らしていました。「寝巻」とも無縁でした。

私の中で「パジャマ」は、ラグジュアリーなイメージのもの。テロンとした素材で出来ているようなもの。「寝巻」は、ラフなイメージで、テロンとした素材じゃないもの、みたいな違いがあるのですが。

私の場合、寝る時に着るものは、住宅環境に左右されていました。夏暑く冬寒い家に長く暮らしていたので、夏は、Tシャツと短パン、冬は、とにかくぶ厚くてあったかいものを着ていました。

そんな私が「寝巻」をすっ飛ばして「パジャマ」を、しかも「シルクのパジャマ」を着るようになったのです。

年を取ると皮膚が乾燥して全身が痒くなる、私の身体にも、こいつが襲ってきてしまったのです。

私の皮膚は、冬場に湿度が低くなるとかなりカサカサになってきます。湿度が30％を下回ると、湿度計を見なくても、皮膚がそれを察知します。

乾燥に敏感な皮膚ですが、それでも去年までは、お風呂から上がってベッドに入って「全身が痒い」なんて感じたことはありませんでした。が、ついに今年は「全身が痒い元年」を迎えてしまいました。

ボディクリームを塗ってみても、私の場合、あまり効果は感じられない。

「そー言えば、シルクって保湿効果があるって聞いたよな」

タンスの中にシルクのパジャマがあることを思い出したのです。そのパジャマは、白地全体に紫色のバラの花柄の、全く私好みではないもの。昔父が海外旅行のお土産に買ってきたものでした。

「こんなん、誰が着るねん？」と思いながら「でもシルクだしなぁ」と思って長い間タンスの中で眠っていたものです。

「とりあえず、これ着て寝てみよう」

効果ありました。痒みというか、布と皮膚がこすれる時のチクチクする痛みのような独特の感覚がない。

シルクすごい！！

私のこれからの人生は、シルクのパジャマ無しでは、過ごせません。
若者の皆さん、年取ると、こういう部分にお金かかりますわよ。