スマホは既に生活インフラ Vol.2 複雑すぎる通信業界
スマホの話の前に、通信回線・業界について学んだことをシェアしたい。
私は現在、携帯も家でのインターネット回線もソフトバンクを使っている。以前はインターネット回線はNTTフレッツ光を使っていた。「ソフトバンクユーザーならソフトバンク光にする方が絶対お得!」お得に弱い私は、ソフトバンク光に乗り換えた。
先日仕事で必要性を感じ、光固定電話番号をもう一つ増やすことにした。
(スマホじゃなくて固定電話の話??と思わずに聞いてほしい)
光固定電話番号追加申し込みを郵送した後(なんで郵送でしか受け付けられないのか謎)工事日お知らせの連絡がソフトバンクから届いた。
工事日にNTTより派遣された工事業者がお客様のご自宅へお伺いし、切り替え工事を行います。
そう、引っ越しの時も疑問だった。「なんでNTTが来るの?」
このあたりの通信業界の仕組、知っている人にとっては当たり前の事なのだろう。でも私は、知ってるようで案外ぼんやりとしか分かっていなかった。
巷のインターネット回線は、そのほとんどがNTTから回線を借りて提供されている。ソフトバンク光もそのうちのひとつ。NTTという巨大組織の回線を使うことで、ほぼ全国地域をカバーできるからなのだそうだ。
もっと詳しく言えば、NTTグループの中の「NTT東日本、西日本」から回線を借りている。だからNTTより派遣された工事業者さんが工事に来る。そして家の中には、NTTから提供される機器が必ず必要になる。
「なんだ、ソフトバンク光の方がお得!って聞いたから乗り換えたけど、結局はNTTなんだ、つまり、私が支払った料金はソフトバンクを介して最終的にはNTTに流れるんだけなんだ」
スマホを使う時「できればWi-Fi環境下で使いたい」と思う事が多いよね?
言い換えれば、携帯電話回線(モバイル回線)を出来るだけ使わずにインターネットに接続したいってことだ。
Wi‐Fi環境下でスマホを使うってことは、巷のインターネット回線はほとんどがNTTの回線だから、「私の携帯はソフトバンク」「私はau」とか言ってても結局はNTTにお金を支払っているようなものなんだ。
さらに言えば、格安スマホは自社でモバイル用の回線網を持っていないから、結局のことろ、格安スマホの利用料は最終的にNTTに支払っているようなものになるんだ。
通信業界って、結局はNTT帝国なんだ。私達の生活インフラであるスマホはNTTの支配下にあるのね。