せっかくだから住環境を考える~来年の1月1日から値上がりする!~
最近友人からこんな相談を受けた。「中古マンション購入を決めたんだけど、火災保険って保険の窓口とかに相談するしかないのかな?古い物件だし、特約とか色々必要なのかな?」
写真は、今年7月に掲載されていた新聞記事。そう、火災保険料が来年1月1日から大幅に値上げされる。火災保険は今年のうちに見直しをして相談出来る人に相談して対策を考える必要がある。
一般人にとって火災保険はその内容を正しく理解していないことが普通(だと思う)私はまさにその1人だった。2018年の台風21号、関西空港の連絡橋にタンカーが衝突したあの台風で実家はかなりの被害を受けた。
その頃、実家は建替え計画の最中。建替え工事を依頼していた工務店さんが火災保険に詳しい方だったからよかった。もし火災保険について知識のない工務店さんだったら、本来支払われるべき保険金額が支払われなかったんだろう。私は本当に運が良かったって、これも今だから分かること。
私が学習したことは、火災保険申請は請求主義。請求した金額が保険金の上限になる。
家の修理を依頼する工務店さんに工事見積書を作成してもらう。その見積書を保険会社に送り、保険会社はその見積書金額を上限に保険の対象になる項目、ならない項目を査定していく。そして支払う保険金の金額がはじき出される。
見積もりをしてくれる工務店さんが保険申請についてよく知らなかったら、本来受け取るべき損害保険金を全く受け取れないことになってしまうんだ。
さらにもう一つ、保険会社から支払われた保険金は、見積もりをしてくれた工務店さんで見積内容の工事をするために使わなければならないこと。
当たり前と言えば当たり前なんだけど、最近「火災保険申請サポート」みたいな広告をよく見る。「支払われた保険金の一部を申請サポート代として頂戴いたします」って、これはおかしい。保険金は工事をするために支払われるもの。その一部を工事以外の目的で使うのは正しくないんだということ。
保険会社によって保険金額にバラつきもある、などなど。正しい情報と知識を知ることって本当に大切だと実感します。