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自分の声にだんだん驚かなくなってきた
自分の声を初めて聴いた日って覚えてる?
声を出せば毎日自分の声は聞こえてくる訳なんだけど、自分の口から直接発している音ではなく、どこか違う場所から聞こえてくる自分の声。これを初めて聴いた日を覚えてる?
私が小学生の頃、私以外に誰も家にいなくて、一本の電話を受けた。相手は姉の中学校の先生。その先生は電話に出た私を姉だと完全完璧に思い込み、高校受験についてとうとうと喋りきって電話を切った。
「私の声、お姉ちゃんの声と同じなんだ。あんな声なんだ」私が初めて自分の声について知った瞬間。
もう少し大きくなって、家に留守番電話が存在するようになった頃、録音された自分の声を聞いて「これが私の声??普段聞いている声じゃない!録音のクオリティ低いな」って思っていた。
私の声は低くて、全然響かない声。ガヤガヤうるさい居酒屋でのオーダーはかなり苦手。「すいませーん」って何度叫んでも振り向いてもらえない。
音域も狭いから、カラオケも苦手。でも私の歌いたい曲って音域の広いものばかり。そんな訳で下手くそだからカラオケに行く時はいつも決まったメンバーでしか行かない。
仕事をするようになっても、大勢の前で喋るような機会はほぼなかったので、声について考えることはなかった。
なのに、会社員生活を卒業して個人事業主として仕事をするようになって、セミナー開催をするようになっちゃったから、「声」は私の中で優先順位が上がってきた。ひょえー。
ボイストレーニングも受けてみた。「のどで声を出すのではなくて、お腹から、身体全体を使って、身体を楽器だと思って!」ひょえー、声出すってこんなにも全身運動だったわけ??
ボイストレーニングでもセミナーリハーサルでも、録音した自分の声を聞いて練習する。「留守番電話で聞いたあの声は、私の声だったのね、私の声ってこんなんかよ」初めのうちは驚愕落胆していたけれど、徐々に徐々に私の気持ちと脳みそが飼いならされてきた。
ボイストレーニングは随分前にやめちゃったけれど、その時習った必殺技は今でも思い出した時に使っている。本番前のウォーミングアップとして、サザエさんのオープニングのセリフ「サザエでございま~す」をナレーターになりきって3回喋ると声が出るってやつ。これ結構効果あります。
声には全く自信のない私なのだけど、セミナー参加者さんの受講後アンケートで「素敵な声でした」っという驚くコメントを一度だけ頂いた事がある。
その時のセミナー録音を聞き直したけど、私にはいつもの私の声だった。
どういうこと??声ってナニモノ??
この秋に知人から「stand.fm 始めたよ」って話を聞いた。「なんだこれは!ほんとのラジオ番組みたい!面白そう!」って思ってしまった、自分の声のことは棚に上げて。
「サザエでございま~す」を3回叫んで、いざ録音!
そしてついに本日配信してしまった!その名も「へーほーふーチャンネル」カラオケメンバーの1人に「ちょっと聞いて感想聞かせてー」そう頼んだらコメントがかえってきたきた、「癒される声だね」って。
はぁ? 声ってナニモノ?? 声って聞く人によって違う音に聞こえるものなのかしら??
お時間あれば「癒される(かもしれない)声」聴いてみて下さい😅
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