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僕の彼女は同担拒否らしい

最近俺らの中である話題で持ち切りだ

それは……

友達:〇〇の彼女が可愛すぎる!!

〇〇:どうもありがとう

友達:お前だけずるいだろ!

〇〇:別にずるくないだろ!笑

友達:俺もお前みたいに顔が整ってたらなぁ〜

〇〇:でも史緒里はお前が思ってるほど完璧じゃないぞ?

友達:顔が完璧ならなんでも許せるだろ!

確かに史緒里は可愛いし、料理も出来る

だが、とてつもなく愛が重い

最初は夜のL○NE程度だったが日を追うごとに

毎晩の電話→寝落ち通話→位置情報の共有とエスカレートしていった

史緒里:ねぇ〜何の話してるの?

友達:くくく久保さん…!

〇〇:緊張し過ぎだろ笑

史緒里:そうだよもっと肩の力抜いて笑

友達:はいぃ…ふぅ………

史緒里:どう?落ち着いた?笑

友達:なんとか……

史緒里:それで何の話してたの?

〇〇:史緒里が彼女なんて羨ましい〜って話

友達:そりゃこんな可愛い彼女がいるなんて羨ましいだろ!

史緒里:〇〇も私の事その〜……可愛いって思う?

〇〇:思ってなきゃ付き合ってないけどね〜

史緒里:そっか…///

友達:くそっ!イチャイチャしやがって〜!

そう吐き捨てて友達はどこかへ走り去ってしまった

史緒里:ふんふふ〜ん♪

史緒里も上機嫌で自分の席に戻って行った

すると

女子1:久保ちゃんとほんとに付き合ってたんだ〜

女子2:私も噂だけだと思ってた笑

女子1:私〇〇君のこと好きだったのになぁ〜

女子2:私も〜ファンクラブ入ってたのに〜

〇〇:ははは…ありが……ん?ファンクラブ?

女子2:そうだよ〜もう100人くらい居るんじゃないかな?

女子1:私も入ってる笑

いつの間にかファンクラブが出来ていたらしい

〇〇:嬉しいけど入っても何も無いよ?笑

女子1:推しについて語り合えるのがいいんじゃん笑

女子2:そうだよ笑

史緒里:…….

女子1:やばっ…久保ちゃんが見てる

女子2:じゃあまたね〜!

〇〇:えっ?う、うんまた…

史緒里:〇〇〜今度は何の話してたの?

笑顔でそう話しかけてきたが目が全く笑ってなかった

〇〇:なんかファンクラブ?の話してたよ

史緒里:その子達と絶対話したらダメだから!

〇〇:わかった…?

史緒里:なら良し!

〇〇:もしかして史緒里も入ってたり?

史緒里:ギクッ……

〇〇:これ同担拒否ってやつ?

史緒里:ギグギクッ……

〇〇:わかりやすいね笑

史緒里:うるさい!……あっ!

〇〇:どうした?

史緒里:〇〇も私の事しか見れなくなったら解決じゃん!

〇〇:…俺をどうする気?

史緒里:私の愛で溺れさせる

俺には史緒里が魔女に見えた

史緒里:今日帰りうちに寄ってね!

〇〇:いや……今日はちょっと

史緒里:"絶対に"寄ってね!

〇〇:……はい

史緒里:ふんふふ〜ん♪

再び上機嫌で自分の席に戻って行ったが同じ笑顔のはずが恐ろしく感じた

史緒里:今夜は〇〇と沢山楽しも〜っと♡

〜Fin〜


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