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【京都#008】伏見五福めぐり

京都に暮らし始めてからの年末年始は帰省することが多く、京都での年越しは、今回で3回目。

過去2回は、いわゆるコロナ禍のときで、持病のある高齢の両親のことを考え帰省を控えたのですが、私自身も絶対感染したくないという思いから、結構大人しく過ごしていました。

しかし今年、私は年女。今までよりは京都のお正月を巡りたい!ということで、これからいくつか参拝した記録を、残していきたいと思います。
(京都検定勉強向けに、寺社情報と共に…)

京都は参拝できる寺社、しかも有名なところが本当にたくさんあって、”〇〇巡り”といった巡礼タイプのものも、いろいろあるのですが、私が最初に選んだのはこちらです。

伏見五福めぐり


伏見五福めぐりとは…
毎年1月1日から15日の間に伏見を代表する5箇所の社寺を巡拝する、初詣を兼ねた札所めぐりです。

5つの寺社の、どこからスタートしてもいいし、どこでゴールしてもいいのですが、いちばん最初に参拝する社寺にて色紙を購入(1,000円)し、その後から参拝する社寺では、その色紙に御朱印を押印(500円)していただきます。

なので、1,000円+(500円×4)=3,000円かかりますが、御朱印をすべて集め満願となると、記念品(干支の土鈴)が授与されます。

期間途中に色紙が売り切れるという情報を見て、三が日のうちにスタートせねばと思い、2025年の初詣も兼ねて、元日に行ってまいりました!


①長建寺(開運・商売繁盛・諸芸上達)

月桂冠や伏見十石舟の近くなので
ずっと気になってはいたのですが
今回、初めて参拝いたしました。

お寺の入り口は、中国風の独特な形をした竜宮門
本堂前には伏見七名水のひとつ「閼伽水(あかすい)」

京都で唯一の弁財天を本尊とする寺院で
「島の弁天さん」との愛称で親しまれている。
秘仏で、毎年元旦から15日間のみ御開帳…
ちゃんと見られなかったっっ😭

今年の初おみくじは、ここ長建寺にて
和歌のおみくじを引かせていただきました。

吉!

短気は禁物。
旅立ちよろし。


②大黒寺(出世・開運・金運)

長建寺から歩いて20分弱。
こちらも、私は初めての参拝となります。

本尊は出世・金運のご利益があるという大黒天。
幕末には西郷隆盛らが会談に利用したことから
別名「薩摩寺」とも呼ばれてるそうです。

境内の井戸から湧く「金運清水」は
平成13年(1991年)掘られた新しい井戸で
本尊の出世大黒天に供えられる霊験あらたかな水。
(写真撮り忘れ…)

そして、大黒寺の向かいには
金札宮(きんさつぐう)という
なんだか気になる名前の神社がありました。
創建は天平勝宝2年(750年)と伝えられ
伏見で最も古い神社のひとつとのこと。
御神木のクロガネモチ(黒鉄黐)の木は
樹齢1200年に達するとも言われていて
迫力ありました。


③御香宮神社(安産・開運・厄除)

初めて北門から境内へ

大黒寺から歩いて10分ちょっと。
何度か来たことはありますが
すべて表門から入っていたので
今回初めて北門よりお邪魔させていただきました。

伏見七名水のひとつ「御香水」

境内より良い香りの水が湧き出し
その水を飲むと病が治ったので
時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという。
この湧き出た水が「御香水」です。

すごい列だったので、本殿前での拝礼はあきらめました。
表門を抜けて、国道24号線との交差点くらいまで列が…

神功皇后を主祭神とし
夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀る。
神功皇后の神話における伝承から
安産の神として信仰を集める。

豊臣秀吉は天正18年(1590年)、
天下統一の成功を祈り
伏見城の築城に際して
城内に鬼門除けの神として勧請。
その後、徳川家康は慶長10年(1605年)に
元の地に本殿を造営。
現在の表門は、伏見城の大手門を移築したもの。

慶応4年(1868年)の正月、伏見鳥羽の戦の折には
官軍(薩摩藩)の本営(屯所)となり
伏見奉行所に置かれた幕府軍(会津藩・新選組)と
激しい戦闘となるが、幸いにも戦火を免れる。

例年10月上旬に執り行われる「神幸祭」は
伏見九郷の総鎮守の祭礼とされ
古来より「伏見祭」と称せられ
今も洛南随一の大祭。
また「花傘」が神社に多く参拝するのが有名で
別名「花傘まつり」とも称せられている。


④乃木神社(文武両道・子供守護)

御香宮神社より歩いて15分。
明治天皇陵の麓にあり、存在は知っていましたが
今回が初めての参拝です。

大鳥居は北向き
神門
学習院長時代の乃木大将胸像
拝殿の前に、乃木大将が常用された愛馬像

御祀神は、明治期の軍人・乃木希典と
夫人静子の二神。

日清戦争後に乃木が閑居した別邸の敷地内にある。
全国に建設された乃木神社中
最も早く建立が計画されたものの
用地確保と建設に4年の歳月が費やされ
那須の乃木神社に次いで2番目に創建(那須!!)。


⑤藤森神社(勝運・開運)

桃山駅→JR藤森駅で電車利用込みで
20分ほどの移動時間。
ここには2度ほど来たことがあります。

南門
神馬像からの拝殿  
西門

ここも参拝列がすごかったのですが
そりゃ元日だから、そうですよね。


平安遷都の遥か昔、約1800年前に
神功皇后によって創建された
皇室ともゆかりの深い洛南深草エリアの産土神。

毎年5月5日に行われる藤森祭は
菖蒲の節句発祥の祭と伝えられ
端午の節句に武者人形を飾る風習の
発祥の地とされています。
菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じることから
勝運を呼ぶ神として信仰を集めています。

また、藤森祭に奉納される駈馬神事が
馬の神事であることから
馬の神としても信仰が厚く
毎年11月には駪駪祭(しんしんさい)が行われ
多くの馬主、騎手、競馬ファンが参拝に訪れます。

日本書紀の編者であり、日本最初の学者である
舎人親王(とねりしんのう)を
御祭神としてお祀りしていることから
学問の神としても信仰されています。


満願☆

藤森神社で5つ目の御朱印をいただくのと一緒に
ヘビの土鈴いただきました!

#伏見五福めぐり #京都 #伏見 #京都のお正月

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