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Kadon社の Cookie Jar(カドン社のクッキー缶・パズル)
本日はパズルのお話です。
パズルピース13種を見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1710765060932-j8aVVxXBEg.png)
パズルの部品たちは、くにゃくにゃした曲線で構成されています。
ガウディの建築物みたいです。生物感のある?不定形?みたいな感じです。
こんなぐにゃぐにゃした不定形なモンは、パズル問題集を解くのは面倒くさそうだな、という見た目をしています。
でも数学的な観点からみると、このパズルは非常に単純です。
「正六角形」と「正三角形」という2種類の図形を使った平面敷き詰め(平面充填)をネタにしたパズルなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1710753172814-0ZCx3bFlgC.png)
この図を見ると、実は、単純な設計のパズルだったんだ!と気づいていただけると思います。
しかもこのパズル、我々日本人(のうち、一部のパズルマニアたち)には、とてもポピュラーな形状です。
テンヨーの「プラパズルNo.0(ゼロ)」と、「本質的に同じ」ものです。
プラパズルNo.0 実物写真ではなく、数学的なイメージ図
![](https://assets.st-note.com/img/1710753206854-DA7sL5uJUo.png?width=1200)
プラパズルのほうは、パズルピースの先端が「鋭くトゲトゲ」して、触ると痛そうなイメージです。逆に、Cookie Jar のほうは先端がまるっとして、優しい感触?なイメージです。
ちなみにですが、プラパズルでは「トゲなしピース」が「0」個です。
そのかわり「トゲ1個のピース」が2つ入っています。
パズルマニアの視点からみると、こういうのってすごく「イラっと」きます。
だって「トゲなしピース」が入っていれば、「全種類コンプリート」ですよ?そっちのほうが気持ちいいじゃん?
どうしてテンヨーさんはトゲなしピースを除去してしまったのか、いまだに疑問です。
「このパズルは美しくない。(有栖川有栖さまから引用)」
***
さて、話をもとに戻します。
両者の見た目は真逆(痛そう<>柔らかそう)ですけど、しかし数学的にみれば、本質的に同じパズルなのです。
*ちなみに、プラパズルNo.0は、ヤフオクとかメルカリ等を毎日じっと見続けていれば、比較的容易に中古品が入手可能です。
あれ、そういえばNester社にも、これらのピース(プラパズルNo.0、あるいは Cookie Jar)を使ったボドゲありましたよね。
XATSですね。
https://nestorgames.com/rulebooks/XATS_JP.pdf
こちらは平面を埋めつくすパズルではなくて、ピースを垂直方向にスタックするボドゲです。
パズルじゃないけど、同じ形状のピースを使うんで、ぜひお見知りおきください。
でも、いずれにせよNestorgames社のXATSをお持ちの方は、プラパズルNo.0や Cookie Jar のパズル問題集を楽しむことができるわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1710753936504-QFD7PfUJDC.png)
これとは別に平面敷き詰めパズルで有名な「ペントミノ」ってありますけど。「ペントミノ」は結構ムズいパズルです。
ペントミノはすごい有名ですけど、パズルレベルは「中級」。初心者にはキッツイパズルです。
こちらのパズルは、それに比べて、かなり軽めです。
軽い気持ちで挑戦できますんで、パズルマニアではない方にも、広くおすすめです。
ぜひ問題集に挑戦してみてください。
理由は知りませんけど、どういうわけかKadon社さんが Cookie Jar 問題集を公開していますので。
ここです。(its book ってところです)
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