Think Circle(円について考えろ!)
タイトル画像は、amazon.com.au(オーストラリア)から引用しました。
本日の話題は、1986年のPressman社「Think Circle」パズルです。
このパズルは単純に円を分割したものではありません。
もともとの円と同じ曲率の円弧を使って、なめらかな曲線で分割しています。9個のピースになっています。
曲率が同じなので、ヒントが少ないです。たったそれだけの工夫なんですが、なかなかに、いい感じに難しいパズルに仕上がっています。
「曲率が同じ円弧」を使って円を分割と言えば、Naefにもそういう製品がありました。
インテリア積み木メーカーとして世界的に有名なNaef社の製品。こういう感じでした。
どうですか?美しいですよね。曲線美ですね。
上に示したデザイン製品は、確かNaef社の「Circle」っていう名前の積み木だったように記憶しているのですが。どうやらそういう製品名ではなかったようです。
ネット検索してみましたがHitしませんでした。
このNaef社の「Circle(仮名)」はトガッてるところが全て角度均等に分割されています。美しいシェイプだと思います。
今は全部が円形になる位置に配置されていますが、これらの積み木をちょっとずつズラしながら再配置したりしてみてください。
なかなかに美麗で、心奪われます。
アブストラクトゲームを見ていると、時々、ボードデザインがすごく美しくて心震える場合がありますが、この「Circle(仮名)」もそんな感じです。
分割線どうしのなす角度が全て均等なので、その美しさにラジくまるは心震えたものです。・・・マジきれい。
さすがに今ではもう見飽きてますんで、感動が薄れてしまいましたけど。
ところで、円を分割してパズルにしよう!っていう試みは19世紀に作られた「アンカーパズル円」が世界初だと言われています。
この「アンカーパズル円」は、円の内部をスパッと直線で切っています。そのせいでパズルとしてはかなりカンタンめ。
大人のパズルマニアには物足りない問題集です。小中学生用にはちょうどいいかも。そんな難易度です。
以上、ただ「円の分割が美しい」っていうのをほめたたえる記事でございました。
なお、Think Circle の正解が気になる方にお知らせです。
このパズルの正解は、なんとyoutube動画が挙がっています。
Think Circle Solution Pressman Youtube で、検索してください。
ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。