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アイテムアイコンに関する勝手な妄想
誰このおっさん!誰このおっさん!?
25/01/31 一社追加(ミードカンパニー)
25/02/02 一社追加(鼠谷建設)
はじめに
第六猟兵のキマイラフューチャーとかヒーローズアースで猟兵を支援する企業も中には存在するって設定が確かあって(相当昔のことなので何かを都合よく解釈してる可能性も当然ある)、じゃあ√EDENだって能力者やAnkerが企業のお偉いさんで後援に回ってるパターンだってあるんじゃないの!?という妄想に基づき現在アイテムアイコンで「スポンサー企業のロゴ」をこさえています(全12個の枠が埋まるまでは続ける予定)。
PCのコンセプトとしてサイバーパンクがかなりの割合を占めているので、個性豊かなロゴをズラッと並べたら見た目にも絶対楽しいよね!という。コーポの犬がよ…
ちなみにロゴの内容はこちらから一切指定せず「好き勝手にデザインしてください」の発注文を全リクで丸投げしています。
挙手していただいたイラマス様から納品されるまで一体どんなブツが来るのか一切わかりません。
お仕事していただいた皆様、本当にありがとうございます!
そんなわけで以下は「その企業が実際どんな業務でどう√能力者に関わっているのか」を徒然なるままに書き連ねた、フレーバーテキストという名の妄想垂れ流しです(公式の設定や見解と照らし合わせた場合、発生しないような状況の齟齬も当然あると思います)。
よって、「こうだったら面白いな~」というだけのアンオフィ設定で、別にこれをどうにか公式にブッ込んでやるぜ!なんてビタ1ミリも考えてません。
完全にこれ書いてる奴の頭がおかしくなっちゃってるだけです。
トミーウォーカーの運営に携わる皆様、いつも「こいつ面倒臭ぇな!」とか思いながらアイテム申請されたテキスト内容を精査していると思います、本当に申し訳ございません!
あと、各アイコンに併記するイラマス様の名前は失礼ながら敬称略とさせていただきます。
いつもの一文
以下に掲載された作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『√EDEN』用のイラストとして、ラージニー・スバルナンガーニ(h00140)のPLが作成を依頼したものです。
イラストの使用権はラージニー・スバルナンガーニ(h00140)のPLに、著作権は作品を担当された各イラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
アパレルブランド「コルヌス・ルナリス」
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Cornus Lunarisはラテン語で「月の角」を意味するが、十代の少女を中心とするファンの間では専ら「ムーニーコーン」の愛称で親しまれている。
チリで小さな服飾業者を営んでいたルシア・ロペスは、十数年前に家族で近所の公園へピクニックに出かけたところ巨大な”黒いモヤ”のようなものと遭遇。
そして理由も手段も一切不明な大量虐殺事件に巻き込まれ、夫と幼い娘を失ってしまう。
悲嘆に暮れ「お月様やユニコーンが好きだった娘が成長した時着せたかった服」を思い描きながら、ある晩に明かりも点けず布に針を通していると、窓から差した月の光を浴びた糸がにわかに金色に輝きだし、彼女は娘の指と触れあったかのような錯覚を覚える。
以後、止め処なく溢れ出すアイディアから寝食も忘れるほどに縫製へ勤しんだ彼女は新たなブランドを確立。
ドラマティックな半生が地元メディアで取り上げられたことを切欠として、世界に知られるアパレル大企業へと成長していく。
それらの過程で彼女は簒奪者やインビジブルの存在を知り、娘のような犠牲者を二度と出さないことを誓い、√能力者の片鱗を活かした衣服・防具の提供や金銭的援助を関連組織へ惜しみなく行っている。
観光・レジャー企業「ロッタ・セレステ」
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Rotta Celesteはイタリア語で「天の航路」を意味する。
イタリア南部の田舎漁村に生まれたドメニコ・サントーロは幼少期、消えた豪華客船やバミューダ・トライアングル等の海に纏わる怪奇事件の魅力に取り憑かれる。
冒険家に憧れつつも小さな会社を立ち上げた彼は、海運業を主軸に地域観光やサルベージ・宝探しの他にも裏ではイリーガルな仕事さえ請け負い、絶えず海に出ていたという。
夢のため身を粉にしてせっせと資金を貯めていたはずが、皮肉にも彼の中の未知に対する情熱は加齢と共に失われつつあった。
そんな中、休暇に豪華ヨットで一人船旅を楽しんでいると、雲一つ波一つない地中海の穏やかな洋上で彼は突如ヨット全てと共に何の痕跡もなく消失してしまう。
これに商魂逞しいのは遺族一同で、海運業の先行きが暗いことに端を発して多角経営を徹底的に再検討・整理、完全に観光レジャー業一本にシフトする。
彼の辿った数奇な運命をネタにオカルトツアーを展開しだしたのだ(その際に、船舶をあしらったロゴへバミューダを意図するような三角形が厚かましくも付け加えられた)。
星詠みの√能力者である孫娘・ジョルジーナは予知や人員輸送、施設貸与等といった形で仲間に協力することと引き換えに祖父の手がかりを掴もうとしている。
一方、インチキ霊能者やサイキックという体で”本物”をツアーに同行させる抜け目のなさやがめつさは流石ファミリー由来といったところか。
出版社「御伽書房」
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総合エンターテイメント企業である株式会社OTOGIは、現在分社化・独立している出版社・御伽書房の創設からスタートした。
その創業に関わった藤本一家は戦後のどさくさに紛れて財を成したと裏では評判だが、そのルーツを更に遡るとインチキの見世物興行で日銭を稼ぐ卑しい身分の集団であった。
そんな彼らはドサ回りの最中、高僧を名乗る旅の者から”託宣書”を買い受ける。
薄汚れた紙の束にいつの間にか浮かび上がる文字を大層面白がっていたが、「東の池に石を二度投げ入れよ」だの「明日の朝に鶏が鳴いたら手を叩け」といった他愛のない指示を冗談交じりに実行していると、信じられないほど運が向いてみるみるうちに金・名声・権力が飛び込んでくることに気がついた(暫くもすると一度言いつけを守らなければ不幸に見舞われることを知り、呪いに慄くことともなる)。
然して門外不出の秘宝として崇められるそれが、果たして√能力者に類する者が仕掛けた悪戯なのか、或いは”託宣書”そのものが意思をもった超自然的存在なのかは誰にもわからない。
だが、強欲な彼らは第二第三のお宝を求め、全世界から奇書を買い集め変人の作家を訪れるなどあらゆる手を尽くすが、手元の一冊を除き新たな手がかりすら掴めず今に至る。
また、そうした過程で出来上がった調査チームの名残りとして現在も存続している弱小編集部『月刊 ネー』及びその関係者の中に、多数の√能力者が紛れ込んでいることを一族は知る由もなかった。
軍事企業「ネクサス」
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ゼロ年代初頭にインドでフィーチャーフォンの小さな開発事業社として参入した「ネクサス」だったが、近年では国内でもトップに食い込む軍事企業として目覚ましい発展を遂げている。
だが、CEOであるオカティ・グプタが実は五つ子の長男であること、そして約十年前には既に本人が死去していることは一切公にされていない。
彼は生まれつき√能力者であり、自らをホストサーバーのように媒介することでAnkerである四人の弟、レンディ・ムードゥ・ナルグ・アイディと正確に意思の疎通を図ることができた。
五つの頭脳を持つ人間スーパーコンピュータとして様々な難問や課題をクリアするオカティは「21世紀の天才児」としてIT業界で一躍もてはやされる。
だが、その優位性から常に自分一人だけが表舞台に立ち、弟を影武者のように扱ってきた彼は、ある晩自室で重傷を負った姿で発見される。
5時間に及ぶ懸命のオペも虚しく、彼は苦しみに苦しみ抜いた末”消失”した。
その事実からAnkerによる犯行であることに一切疑いの余地はなかった。
四人の弟は自分たちの中に裏切りの殺人者が紛れていることに恐慌し、そして次のターゲットとして自分が選ばれるのではないかという疑心暗鬼に囚われる。
「ネクサス」は”繋がり””絆””集合体”を意味するが、皮肉にも彼らにとってそれらは最も遠い言葉になってしまった。
互いの腹の中を読むことが事実上不可能になってしまった四人は各々で勝手に兵器開発部門を立ち上げ、自己防衛のために必要な装備を模索していくこととなる。
人間不信故のAI開発、√能力者すら凌駕するような精密性と高火力…兄弟間の極めてパーソナルな冷戦が企業内の競争力を爆発的に高め、急成長させた。
現在、彼らは身辺警護や犯人の足取りを追う条件と引き換えに√能力者への資金援助や兵器の供与を行っているが、その一方でならず者国家との取引や、時に簒奪者との接触すら密かに試みているという黒い噂も耐えない。
何にせよ、深く関わるにはあまりに危険すぎる兄弟と企業であることに間違いないだろう。
ファーストフードチェーン「ダディドーナツ」
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決して揺らぐことのない和やかな笑顔、チャーミングなモミアゲと口ヒゲ。
その風貌からいつの間にか「ダディ」の愛称で親しまれるようになったサイラス・ハーヴェイは√能力者だ。
今でこそ一線を退いて後進の指導にあたっている彼だが、かつては鍛え抜かれた五体のみで高位の簒奪者とも単身互角以上に立ち回ることができた実力者だったという。
平和と無辜の人々の幸福を誰よりも愛する彼は「自分が笑顔でなくて誰を笑わせることができよう」という信条の持ち主でもあり、「まず腹が満たされていなければ笑うものも笑えない」「甘いものならなお幸せになれる」という思いつきから70年代にドーナツ店を創設する(当時の自分の顔を堂々とトレードマークにしてしまうところにも彼の性格がよく顕れていると言えよう)。
それから半世紀以上に亘り、全世界へチェーン展開させるための道筋は全く平坦なものではなかったが、持ち前の剛腕と決して諦めぬ胆力、何より人たらしの怪物的コミュ力で全てを解決してきた。
現在では√能力者への食料・資金援助のみならず、簒奪者の被害に対する慈善事業・NGO活動にも積極的に乗り出すなど、まさに聖人のような男である。
ただし、名誉会長という身分で突然ふらっと重役会議に現れ、その場の思いつきやたまたまその時食べたいと思ったドーナツ以外のメニューを無理やり加えさせようとする奇行も目立ち、経営者目線ではなかなかに面倒臭い老害おじいちゃんでもある(常人ではとてもじゃないが言い出せないような突飛なアイディアから時折思わぬヒット商品が飛び出すことがあるのも質が悪い)。
芸能プロダクション「ミーティア・シャワー」
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90年代後半、業界大手である園村芸能事務所代表取締役の園村冬也は直属傘下のアイドルプロダクションとして「ミーティア・シャワー」を新たに設立した。
その目的とは新人女性アイドル発掘や大型ユニットの結成であり、彼は滝流星(たき・りゅうせい)の変名を用いて自らプロデューサーに就任しそれらを積極的に執り行った。
昭和歌謡の時代から芸能界における影の大物と言えば園村その人を置いて他にはないが、彼のキャリアのスタートとは東北の寒村を飛び出し着の身着のままとある大物演歌歌手に押しかけ、荷物持ちの小間使いとなったことだった。
隙間風吹く四畳半のボロアパートでその日の食べ物にも困るような飢えを耐え凌ぎ、心の安らぎと言えばハコの舞台袖で聴けるタレントたちの様々な歌声だったが、ある時彼は”優れた音”を「見る」「嗅ぐ」「味わう」「触る」の全身五感で知覚できることに気づく。
こと音楽には一切の無知無学にも関わらず、常人のそれを遥かに凌駕する超常的な能力と直感によって彼は各関連業界でプロデューサーとしての頭角をめきめきと現していった。
しかし同時に、極上の歌声と楽曲が織りなす甘美な快楽が麻薬のように彼の生活へと入り込み、重篤な禁断症状さえ引き起こすようになる。
自分の心が抱えた本当の渇きを癒せる天使の歌姫と出会うこと…その一点のみを人生の使命に据えた彼が自らに比肩する異能力者の存在を知ったのはある種の必然であり、究極のレゾナンスディーヴァを発掘・育成するためこれまでに膨大な資金を湯水の如く注ぎ続けてきた(国内のアイドルプロジェクトの大半には何らかの形で彼が関わっているとさえ言われる)。
そうして既に齢八十を超え、病床に伏せった彼の五感は鈍り精神すら時に曖昧となるが、威光に与るべく彼の元を訪ねる者は未だ後を絶たず、そして彼もまた貪欲に、執念深く歌声に”全身を”傾けているという噂である。
モバイル機器製造メーカー「ミードカンパニー」
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「ミードカンパニー」はチェコを中心として主に東欧で流通するモバイル機器の製造・販売を請け負う新進気鋭のメーカーだ。
なお、社名は北欧神話のオーディンが盗み飲みしたことで知恵を得た蜂蜜酒(ミード)、「スットゥングの蜜酒」にちなんでいる。
ロマ民族を自称するカルラ・マリヤ・ミレーネ・エレミヤ・リマ・ラ・ルカ(その胡乱な名前からもわかる通り、彼女のプロフィールは全てにおいて真実相当性に乏しい)はそこで研究開発主任の座に就いているが、最早その影響力は社内の如何なる幹部・役員をも凌駕する。
その理由とは、彼女にしか生み出せない希少金属”カルラニウム”にあった。
元素周期表に当然存在しなければ通常の機器では感知もできない、その怪しげな金属をマイクロミリグラム単位で半導体に組み込むと、低消費電力化・高出力化によって従来では考えられなかった驚くべき高性能が発揮されるのだ。
彼女は自身にしか扱えない特殊なネットダイビング装置やプリンタを用い、なんとサイバースペースからそれを発掘してみせる。
これによって社は大幅に業績を伸ばし、近年では事業拡大の一環として暗号通貨「ミードコイン」の発行を突如として発表。
浮足立った迂闊な新規参入として株主を大きく当惑させ、一部では失笑すら漏れた。
だが、不特定多数のユーザーを駆り出し”マイニング”させることこそが、彼女にとって金脈探索における必要不可欠な要素の一つだったのだ。
そんな彼女は√能力者たちに大規模サイバー攻撃の警鐘を鳴らし続けている。
今でこそ実際に起こったケースや確認された事例は少ないものの、広大なネットの海の向こう側から簒奪者たちが√EDENに魔の手を伸ばしてくる日もそう遠くないだろうと。
そこには当然、自分の縄張りを外敵に荒らされれば研究や商売の大きな障害になるという彼女の利己的な思惑も介在する。
しかし、来たるべき戦争に備え、彼女は社内の権限を振りかざし通信機器や設備の貸与、独自ネットワークの構築による迅速な情報収集や共有といった形で積極的に√能力者へ協力しているのも確かだ。
建設業「鼠谷(よめだに)建設」
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当然のことながら、√能力者たちは決して正義の味方ではない。
同じく、決して絶対悪とは言えずとも、道徳や倫理の曖昧な領域で利益を得てきた団体も少なくない。
19世紀末に桐崎玄馬(げんば)が桐崎物産として創設し、財閥化を経て現在では桐崎グループとして知られる複合企業体もその一つだ。
その起源は、製作所とはほど遠い、組の看板すら持たないやくざ崩れのならず者集団だったという。
彼らはインビジブルが絡むような、常識では計り知れない荒れ事・揉め事へ体を張って積極的に介入することで報酬を得ていたが、実際には略奪・暴行・恐喝といったおぞましい反社会的活動こそが勢力拡大の要因だった。
それだけのことをしていながら数々の不祥事が今日でも表沙汰にならないのは、彼らが知ってか知らずか√EDENに強く働く”忘れようとする力”を利用しているからに他ならない。
やがて大手製造業として成長し、重工業や家電製品などを幅広くリリースしていくこととなるが、それらのノウハウの基盤とは常に√能力者やインビジブルに対する超常兵器の研究開発にあった。
そして、その工程で絶え間なく生み出されていく、安全対策などろくに考慮もされていない試作品の運転を最前線で行わされる会社が存在する。
それこそが五次請けとして巧妙に迂回され、グループに足がつかない存在として設立された「鼠谷建設」だ。
√能力者の片鱗を持つが故に常人として暮らせず流れ着いた者たちを関係者は”ネズミ”や”ダニ”と嘲笑い、その吹き溜まりを”最終処分場”として忌み嫌った。
現在、書類上の社長は堂島錠二という男。
数多の社員が過酷すぎる任務の絶望から本当の意味で”蒸発”すらしていく中、彼はこの道十五年を歩んできたベテラン中のベテランだ。
パイルバンカーが暴発し上半身が丸ごと吹っ飛んだこともあるし、エクソスーツの不具合で全身の骨がバラバラに砕けたこともあった。
それでも彼は不撓不屈の闘志で何度も復活を果たし、果敢に超自然的存在へと挑んでいく。
その執念の根源が企業への反骨精神なのか、それとも何かに対する復讐心なのかを知る者は誰もいない。
だが、そうして今日も彼は名前も顔もわからない上層部の密命を帯び、社員一同を率いて”突貫工事”のため現場へと繰り出していく。
√EDENの日本国内で活動していれば、彼らと居合わせることも一度や二度はあるだろう。
その時は統率の取れた戦闘集団であり優秀なアドバイザーとして十二分に頼れる他、試作武器だって快く貸し出してくれる(動作の保証は一切しかねるが)。
新しいアイコンが出来次第順次設定は追加していきます。
ゾディアックの兼ね合いがあるので今後は少し更新ペースが遅くなるかもしれません。
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